2014年6月10日付で横浜市立大学のHPに、下記趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
「概要」
6月9日(月)15時45分頃、学務・教務課職員が日本学生支援機構奨学金の申請者181名に対し、学生専用のポータルサイトを通じてメールを配信した。
本来は、学籍番号のみを入力したファイルを添付すべきところ、誤って、6月から支給が開始される172名分の個人情報を含んだファイルを添付した。
「経過」
9日17時15分頃
・メールを受信した学生から、「添付ファイルに個人情報が載っている」との連絡が学生担当に入った。
・担当職員が確認した結果、配信したメールに学籍番号のみ入力されたPDFファイルを添付すべきところを、172名分の個人情報が入力されたエクセルファイルを誤って添付し、送信したことが判明した。
10日15時
・学生181名に対し、添付ファイルを削除した上で、確認のためのメールを返信するよう、メールで連絡した。
(1)メール配信前に内容のダブルチェックを行ったが、添付ファイルの内容を確認しなかった。
(2)保存時のファイル名がエクセル(作業用、個人情報あり)とPDF(メール送信用、学籍番号のみ)で同一名称であったため、本来PDFファイルを添付すべきところを誤ってエクセルファイルを添付し、送信した。
(1)ポータルサイトからメールを配信する際には、職員間においてダブルチェックを徹底し、その際にメールの宛先、本文、添付ファイルの内容を確認する。
(2)データを保存する際に他のデータと識別できるファイル名とするとともに、個人情報を含む場合には、それが一目で分かる表記とすることを徹底する。
(3)全学的な対応として、学内全部署において個人情報の適正管理に関し総点検を実施するとともに、教職員に対して継続的な研修を実施し、意識啓発に努める。
出典URL
http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/140611.html
(ブログ者コメント)
マスコミ報道で知った後、この程度のトラブルならHPに情報はないだろうと思いつつアクセスしたのだが、思いのほか詳細に経緯や原因などが掲載されていて驚いた。
この程度詳しく掲載していただければ、再発防止に大いに役立つ。
こういった前向きな組織、企業が増えていくことを望む次第だ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。