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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201335日付で埼玉新聞と朝日新聞埼玉版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4日午前8時半ごろ、狭山市富士見2丁目の学校法人「M学園・S幼稚園」で鉄製門扉が倒れ、保育士ら女性2人が下敷きになった。
門扉脇のコンクリートに頭を打って保育士女性(29)が頭の骨を折る重傷、研修生女性(20)が頭に軽傷を負った。

警察によると、門扉はスライド式2枚扉で、1枚は高さ1.5m、幅5.3m、厚さ10cm、重さ約300kg。

事故当時、2人は園児らを迎えに行くため送迎バスを門扉前に停車させ、門扉をスライドさせて閉めていた際、門扉が突然、出発しようとしていた送迎バスに倒れかかり、そののち2人にぶつかったという。
同園の門扉は3日に新しいものと交換したばかりで、この日は門扉を供用する初日だったという。

同園は、「現在、門扉や柵など外溝の改築工事を実施しており、門扉は蛇腹式から新しいタイプに変更した。事故原因については分からない」と話している。

警察は、工事の不備がなかったかなど、詳しい原因を調べている。

出典URL

http://www.saitama-np.co.jp/news03/05/07.html

 




(ブログ者コメント)

 

新門扉設置完了後、工事関係者は問題なく動くかどうかテストしたのだろうか?

 

 





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2012年11月23日20時10分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
23日午後0時50分ごろ、東京都大田区の東京工業大大岡山キャンパス石川台1号館(7階建て)の2階実験室で「爆発があった」と119番通報があった。
化学実験で薬品を使っていたとみられ、発火して天井や実験器具が燃えたほか、ガラス窓が割れ、フランス人の男子大学院生(27)が両手の甲に軽いやけどを負った。


警察などによると、院生が男子学生(23)と2人で循環装置で薬品を混ぜている際に発火した。
院生が消火器で消そうとしたが、逆に噴射の勢いで火の付いた薬品が散らばり、室内に火が燃え広がったという。現場に指導教官はいなかった。


大岡山キャンパスは東急大岡山駅南側にあり、出火した校舎は同駅から約500m離れている。

 
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121124k0000m040035000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
ブログ者は、新入社員時代を含め数回、消火器使用の訓練を受けたことがあるが、その都度、火源に向けては噴射しないように教わってきた。
しかし、一般社会でそのような知識を持っている人は、まだまだ少ないのだろう。

 
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2012年11月15日11時40分に千葉日報から、11月14日に千葉テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
市川市の県立行徳高校(全校生徒529人)で13日午後、同校3階の化学実験室の教壇の上に置いてあった危険物の金属ナトリウム約10g入り瓶1本がなくなった。
同校からの被害届を受け、警察は窃盗事件として調べている。


警察などによると、盗まれた金属ナトリウム入りの瓶は、30代の男性講師が同日午前11時45分~午後0時35分までの間、4時間目の化学の授業で、金属ナトリウムと水を反応させて発火させる実験で使用。
その後、無施錠の同教室に放置したまま昼休みに入り、同1時20分からの5時間目の授業のため教室に戻った際、瓶がなくなっているのに気付いたという。
同校は、同日午後5時すぎ、警察に通報した。


同校によると、盗まれた瓶は高さ約10cm、直径約5cmの褐色瓶。金属ナトリウムの塊4個が化学反応を起こさないよう灯油に浸した状態で入っていた。
金属ナトリウムは第3類危険物に指定された金属片のようなもので、色は銀白色。水に触れると発火を伴う激しい酸化反応を起こすことから、普段は鍵付きの薬品庫に保管していて、実験が終わるたびに薬品庫に戻すことになっていた。
男性講師は「うっかり置き忘れた」と説明しているという。

 
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/110051
http://www.chiba-tv.com/060chibatv_news/2012-1114-1755-8.html
 
 
2012年11月20日16時17分にNHK千葉から、生徒のいたずらだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
警察が盗難事件として調べていたところ、この学校の男子生徒の1人が「教室から持ち去り、仲間と一緒にいたずらに使った。ビンは捨てた」と話し、体育館近くの排水溝から割れたビンが見つかったという。

警察によると、男子生徒らは金属ナトリウムを校庭の隅の水たまりに入れて反応させていたが、けが人などはなく、金属ナトリウムは、すべて使い切ったとみられるという。

警察は生徒らから話を聞き、詳しい状況を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/chiba/lnews/1086645571.html?t=1353449818288
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
昨年、九州大学でヒ素化合物の紛失騒ぎがあり、結局は、使用した准教授の勘違いで紛失していなかったと判明したが、その准教授、責任を感じてか、自殺した。
施錠管理している毒劇物などを取り扱う際には、くれぐれもご用心。

 
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2012年10月19日21時6分にNHK奈良から、10月20日2時9分にmsn産経ニュース奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
奈良市にある奈良女子大学で、4年あまり前まで放射性物質を扱っていた実験室の排水管に亀裂が見つかった。
同大では「漏洩した可能性のある放射性物質の量は極めて少なく外部への影響はない」と説明している。

同大によると、今月11日、放射性物質を使って実験を行う「アイソトープ総合実験室」の敷地の地下を通る排水管を検査したところ、直径およそ10cmの塩化ビニール製の管の一部に、数cm程度の亀裂が見つかったという。老朽化による腐食とみられる。

この部屋は、平成20年3月まで放射性物質のトリチウムやリンなどが使われていて、実験で使った容器などを2回、水洗いした後の3回目以降の水が排水管から流されていたという。
大学が19日、実験室周辺の6か所の土をとって調べたところ、放射性物質による汚染はなかったという。

同大は、18日付で文科省に報告するとともに、排水管の取り替えなど再発防止の措置をとるまで、この実験室全体を使用しないことにしている。
学長は、「関係者の皆さまにご心配、ご迷惑をおかけしましたことについて深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう再発防止に万全を期したい」とコメントしている。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nara/2055878961.html?t=1350683110409
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121020/nar12102002090000-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
なぜ、その地下埋設配管を検査したのか、気になって調べてみたが、理由に触れた記事は見つからなかった。
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2012年9月21日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、9月20日付で大阪市のHPにも詳しい状況がビスなどの写真付きで掲載されていた。
 
大阪市教委は20日、小中学校の教室の壁に取り付けた扇風機の落下事故が、今月に入り3件相次いだと発表した。
市内28校にある同じ扇風機2044台すべてを順次取り外し、安全確認を進めている。
 
市教委によると、事故が起きたのは3日、12日、19日。
扇風機は羽根の部分の大きさ約30cm、重さ約2.7kgで、いずれもけが人はいなかったという。
 
壁にビス2本で取り付ける際、工事業者が電動工具で締めすぎたため、ビスが正常に効かなくなったことが原因だという。
 
19日の落下トラブルは、3日、12日の落下を受け、全数チェック中に発生した。

 
出典URL
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000184540.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□取付け物品の落下事故で原因にまで言及している事例は珍しいので、紹介する。
 
□原因はビスの締めすぎということだが、写真を見る限り、ビス長さが不足しているような感じを受けた。
 
□それにしても、日曜大工ではあるまいし、専門の業者が施工して、なぜ、このようなことになったのだろう?
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2012年9月13日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
12日午後0時45分頃、姫路市の県立大姫路書写キャンパスの機能分子化学実験室で、臭素を用いた合成反応をみる実験中、工学部4年の男子学生(21)が臭素が入った瓶を床に過って落とし、強い異臭が発生した。
男子学生は飛び散った液体で指先に軽いやけどを負い、近くにいた学生ら7人が目の痛みや気分不良を訴え、病院に搬送された。いずれも軽傷。


警察などによると、実験室は3号館3階で、当時、学生ら約10人がいた。
男子学生は臭素を容器に移し替えた後、移動させていた際に瓶を落としたという。
別の学生から「臭素をまきました」と報告を受け、南隣の別室にいた准教授(43)が研究室に行き、強制排気装置(ドラフト)で換気したという。
臭素は猛毒物質で蒸発しやすく、強い刺激臭があるという。


当時、1階にいた工学部4年の男子学生(21)は「『有毒ガスが発生した』と放送があり、慌てて外に出た。大事故にならずよかった」と話した。
同大学は「薬品の取り扱いに注意するよう学生たちに徹底したい」とし、13日に学内の安全委員会を開き、再発防止策を協議する。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20120912-OYT8T01611.htm
 
 
一方、9月13日8時11分にmBS NEWSからは、以下の報道があった。
 
中和させようと硝酸ナトリウムを加えたところ、臭いが強まり気分が悪くなったという。
 
出典URL
http://www.mbs.jp/news/sp/kansai_GE120913073500609528.shtml
 
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
臭素の漏洩事故は珍しいと思い、ネットで調べたところ、以下のような事例が見つかった。

 
1986年9月11日
千葉県で、臭素計量タンクのガラスゲージが破損し液体臭素約150リットルが漏出し、臭素ガスとなり、工場周辺に拡散した。工場周辺の住民からは悪臭の苦情があった。負傷者2人。
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/kisnet/hyouji.asp
 
2006年5月31日
日本ブチル鹿島工場で臭素タンク配管部の定期修理中に配管内の臭素が漏洩
http://www.jsr.co.jp/news/0000316.shtml
 
2007年の報文
床にこぼれた臭素を拭き取るなどしていた時に中毒になった事例6件(病理学的レポート)
http://www.jsomt.jp/journal/pdf/055040206.pdf
 
 
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2012年7月17日12時51分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午前8時50分ごろ、豊島区目白の学習院大の実験室で、薬品から火柱があがり、23歳と24歳の男子大学院生2人が額に軽いやけどを負った。
火は大学院生らが消火器で消し止めた。
薬品の処理を誤ったとみて、警察が原因を調べている。


警察によると、実験室は理学部の研究棟で、当時は大学院生5~6人が講義のために薬品の準備などをしていたという。
警察の調べに、けがをした大学院生は「溶剤の入ったガラス瓶を床に落としてしまい、その処理のために水をかけたところ、化学反応して火柱があがった」と説明しているという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120717/dst12071712530014-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□ただの溶剤なら、水をかけただけでは発火しない。溶剤の中に禁水性の物質が入っていたのではないだろうか?記事でも、火柱が上がったのは「薬品から」と書かれているし・・・。
 
□もしそうだとすれば、薬品が禁水性であることを忘れていたか、知らなかった、知らされていなかったことが考えられる。


 
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2012年7月13日21時25分に中京テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午後2時50分ごろ、豊山町の豊山中学校で「理科の実験中に塩化アンモニウムを入れた試験管が割れ、生徒にかかってケガをした」と教諭から119番通報があった。
 
消防などがかけつけ、4人が病院に運ばれたが、2人にケガはなく、男子生徒1人と女子生徒1人が指などにヤケドの軽傷。
 
事故当時、理科室では1年生の生徒33人と理科の先生1人が4人一組で水酸化カルシウムと塩化アンモニウムを混ぜてアンモニアを発生させる実験を行っていた。
学校などは、試験管バサミのねじを強く巻きすぎたことで試験管が割れ、中に入っていた塩化アンモニウムが飛び散ったとみて詳しい状況を調べている。

 
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8629160.html
 
 
一方、7月14日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からは、上記とは違う状況が下記趣旨でネット配信されていた。
 
アンモニアの発生を確認する段階で、試薬を入れても色が変わらなかった班が、再び試験管を熱していたところ、底の2、3cmの部分が割れたという。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
朝日の記事だけを読むと、再加熱が原因か?などと思ってしまう。
原因はネジの巻きすぎであり、たまたま再加熱の時に割れてしまったということだろうか?
それとも、やはり「試薬を入れても色が変わらなかった」という点に、原因につながるヒントがあるのだろうか?
 
 
 
(2012年7月29日 修正1 ;追記)

 
2012年7月14日付の中日新聞紙面に、事故時のもう少し詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
 
水酸化カルシウムと塩化アンモニウムを入れた試験管をバーナーで熱し、アンモニアを発生させていた。
事故があった生徒らの班では、アンモニアの発生が確認できなかったため、さらに熱した上で、生徒が試験管を固定する器具のネジを締めるなどしていたところ、試験管の底の部分2~3cmが割れて飛び散った。
 
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2012年6月23日21時56分に毎日新聞から、同日21時15分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
23日午後2時50分ごろ、東京都足立区日ノ出町の荒川河川敷で、「足立学園」の男子生徒11人が理科部の活動で純度の高い銅を作る実験中、炎が上がり、高校1年生4人が顔や腕などにやけどを負った。
警察によると、1人が重傷、他の3人が軽傷で、全員命に別条はないという。


警察によると、河川敷のコンクリートの上に酸化銅やアルミニウム、マグネシウムなどを混ぜた薬品を置いて火を付けたところ、白い炎が約2m四方に広がったという。

実験は生徒だけでインターネットのサイトを参考に実施し、顧問の教諭はいなかった。
校長は、「実験には通常、顧問の教諭が立ち会うが、今日は顧問が休みだった」と話している。


出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120624k0000m040058000c.html
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012062301002094.html
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2012年5月22日20時56分にNHK奈良から、23日2時15分にmsn産経ニュース奈良から、また5月23日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日の金環日食を観察するため、御所市の中学校の屋上に設けられた囲いなどを解体する作業を行っていた53歳の男性が誤って転落し、死亡した。
事故が起きたのは、御所市の市立大正中学校。


警察によると、生徒たちが金環日食を観察する際、誤って落ちないよう、市内の産業廃棄物処理会社の社員がボランティアで校舎の屋上に鉄パイプやコーンで囲いを設け、21日の朝、観察会を開いた。

その後、21日午後3時ごろからボランティアで足場の解体作業を行っていたところ、男性(53)が作業用の足場から誤って転落。病院で手当てを受けたが、頭を強く打っていて、22日午後、死亡した。
調べによると、男性は2階屋上に組んだ高さおよそ1m70cmの作業用の足場に上り、3階屋上から下される資材を受け取っていて足場から転落し、コンクリート製の屋上に頭を打ち付けたという。


作業は男性など4人の社員がボランティアで行い、ヘルメットはつけていなかったということで、警察は詳しい状況や原因を調べている。

校長は、「生徒たちにいい経験をさせたかったがこういう結果になり残念だ。ボランティアの人たちが工事に詳しいと聞いていたので安全管理は任せていた。観察会を一生懸命手伝ってもらっていたので、残念としかいいようがない」と話している。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nara/2055301291.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120523/nar12052302150000-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
今回の事故は、業務遂行性という点から考えると、労災対象にならない可能性がある。
このような万一の事態をも考えると、危険を伴う工事をボランティアの人たちの善意に頼るのは、考えものかもしれない。

 
 
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2012年5月18日17時56分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午後3時55分頃、滋賀県長浜市立北中で、2年生の理科の授業で硫化水素を発生させる実験中、男女の生徒3人がせき込むなど体調不良を訴え、病院に救急搬送された。
いずれも軽症で、校長は「教科書にも掲載された手順で実験しており、担当教諭の指導や手順などにも問題はなかった」と話している。

同中によると、理科の男性教諭(51)が6時間目の授業で、38人のクラスを指導。
鉄と硫黄の粉末を混ぜたものに希塩酸をかけ、発生した硫化水素のにおいを確かめる実験で、男子生徒1人が硫黄のにおいで、女子生徒2人は硫化水素のにおいで、いずれも激しくせき込むなどしたという。
男子生徒には呼吸器系のアレルギー疾患があった。


教諭はこの日午前中に、別の2クラスでも同じ実験を指導したが、問題はなかったという。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120518-OYT1T00239.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
管理者不明のネット情報で恐縮だが、下記サイトには、この実験は「物質の化合」について教えるためのもので、教科書には実験上の注意点も記されているという。
もしそうだとすれば、「物質の化合」など、なにも硫化水素発生実験ではなく、別の方法で教えられると思うのだが・・・。

http://yaplog.jp/edu-news/archive/897
 
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2012年5月16日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
15日午後1時10分ごろ、草津市の立命館大学びわこ・くさつキャンパスの研究施設「テクノコンプレックス」で火災が起きていると、大学職員から119番通報があった。
消防車10台が出動したが間もなく鎮火し、けが人はいなかった。
 
大学によると、「産学官」の一環で企業に貸している施設2階の実験室で煙が発生。室内には企業の研究員がいたという。
消防によると、イオン性の液体による脱色の実験中に化学反応が起きて煙が充満したらしい。
 

 
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2012年3月31日付で長崎新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
佐世保高専は30日、1月の実習指導中に監督を怠り、生徒が目に大けがを負う事故につながったとして、いずれも50代男性の技術職員2人を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

同校によると、1月16日に校内の実習工場で機械工学科3年の約40人が製作実習中、生徒が使用していた工作機のドリルの先が破損し、飛散した破片が別の生徒の右目に当たった。
この生徒は眼球を損傷し、同月に2度手術したが視界中央部が見えず治療中。5月にも手術を受ける予定。


実習は生徒が8班に分かれ作業し、職員5人が指導。戒告の職員2人のうち1人は工場責任者で、もう1人は同班の指導を担当していた。
事故は、担当職員が離れて別の班に指導していた間に発生。けがをした生徒は作業の合間で保護眼鏡を外していたという。
このほか、上司の教員1人と技術職員1人を30日付で文書訓告処分とした。


同校は「被害生徒には大変申し訳ない。一日も早く回復してほしい」としており、今後、外部の安全管理専門家を交えて再発防止策などを検討する。

 
出典URL
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20120331/04.shtml
 
 
一方、3月30日19時28分にNHK長崎からは、若干ニュアンスの違った記事がネット配信されていた。
 
工作の実習で鉄板に穴を空ける作業をしていたところ、ドリルの刃先の破片が飛んで近くにいた3年生の男子学生の眼に入った。
 
佐世保高専は、作業中にかけることになっている保護めがねをかけさせていなかったとして、作業を指導していた50代の男性職員2人を戒告の懲戒処分にした。
また、監督責任を怠ったとして男性の教授と職員の2人を訓告処分にした。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034091431.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
「作業中には保護めがね着用のこと」というルールだと、こういう事故が起きる可能性がある。
もし、そういうルールを制定している事業所があるなら、「作業エリアでは保護めがね着用のこと」というルールに変更すべきだ。

 
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2012年3月17日付で毎日新聞岡山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日午後2時20分ごろ、岡山大薬学部2号館1階にある実験室から出火、職員が「薬品から火が出た」と119番通報した。
部屋にあった器具の一部を焼いたが、男性教授と学生3人が消火器を使って消し止めた。
けが人はなかった。


岡山大によると、60代の男性教授が、実験室で薬品の廃棄処理作業を行っていたところ、誤って水素化リチウムと水が接触し発火したという。近くにあったメタノール入りのポリバケツに燃え移った。
水素化リチウムは水と激しく反応する性質があるという。


出典URL
http://mainichi.jp/area/okayama/archive/news/2012/03/17/20120317ddlk33040630000c.html
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2012年1月25日12時56分に神戸新聞から、26日11時35分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日午前9時半ごろ、川西市立明峰中学校の理科室で、粉末をなめて違いを見分ける実験をしていたところ、生徒8人が吐き気などを訴え、授業後、救急車で病院に運ばれた。
警察などによると、別の生徒がいたずらでナフタリンを混入させたらしい。
8人の大半は軽症という。

同校などによると、実験は1年生の1クラス31人が参加。砂糖や塩、粉末ミルクなど6種類の粉末をビーカーに分けて入れ、ナフタリンなどなめてはいけない2種類を除き、希望した8人になめさせた。

男性教諭(46)が実験器具の準備で目を離した隙に、男子生徒が粉末ミルクにナフタリンの粉末を入れていたことが分かったという。
男子生徒は「いたずらで混ぜた。こんな大事になるとは思わなかった」と反省しているという。

 
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004767624.shtml
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
ナフタリンのMSDSに、その有害性は記載されているものの、実際に口に入れた際の症状が報道されるのは極めて珍しいので、ここに紹介する。

 
 
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2012年1月23日14時31分に朝日新聞大阪版から図解付で、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
堺市立東深井小学校で昨年10月、4年生の男児が校舎の窓から転落死した事故で、堺市教委は20日、中間報告をまとめた。

男児は窓際の用具入れに上って転落しており、事故の要因について、教職員が窓際への設置に危険という認識がなく、児童への指導も徹底していなかったと指摘した。
3月末をめどに防止策などを盛り込んだ最終報告をまとめる。


報告書によると、男児は2階の教室前の廊下の窓際にあった用具入れ(高さ93cm)に上って窓を開けた後、下りようとした際に右足が窓と手すりの間に引っかかり、後ろ向きに転落したとみられる。

東深井小では遅くとも2000年には窓際に用具入れを置いていたが、児童が上るという認識が教職員になかったと指摘。
市教委が他県の事故を踏まえ窓の下に足がかりとなるものを置かないよう08年から3回にわたり通知した後も撤去せず、「危険だという認識が共有されていなかった」と結論づけた。


事故後の学校の調査では、4年生を含む4人の児童が用具入れに上ったことがあったと話していることも明らかになったという。


出典URL
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201201230054.html
 
 
また、1月21日付の毎日新聞大阪版からは、問題点に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告では、国が作成した校内での転落事故を防止するためのリーフレットが学校に配布され、危険とされる場所を示すなどしていたにもかかわらず、学校側は用具箱に上っている児童を見た教職員がいなかったことから、用具箱を危険箇所と認識していなかったと指摘。

中には用具箱の危険性を認識していた教職員もいたが、共通認識には至らなかったとした。
その上で児童への指導も徹底できていなかったことなどが事故の要因とした。


出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2012/01/21/20120121ddlk27040381000c.html
 
 
※2011年10月12日付で朝日新聞大阪版夕刊(聞蔵)から、当時の状況を示す記事がネット配信されていた。(再発防止取組みの記事は紹介を省略)
 
12日午前8時10分ごろ、東深井小で4年生男児(10)が校舎2階の窓から約5m下のコンクリートの地面に転落した。
警察によると、教室前の廊下で金属製の用具入れの上に乗って窓を開けた後、下りようとした際にバランスを崩して転落したとみられる。
 
男児が開けていたのは、上下2段に分かれた窓の上の部分。錠までの高さは約180cmある。
校長によると、窓を背に廊下側を向いて下りようとした際に転落したという。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
朝日新聞の図解をみると、窓とほぼ同じ幅で高さ93cmの用具入れが、ピタリ、窓の下に置かれている。
子供が窓の錠を開けるのに、ちょうどよい足場だ。
 
単にこのような配置だけであれば、転落事故を危険予知できなかったかもしれない。
しかし、他県の事故をもとに何度も、このような場所がないか注意喚起されていたとなれば、話は別である。
 
これも、他所事例の横展開をおろそかにした末の事故、人災といえるだろう。
 
それにしても、なぜ、注意喚起されてなお、この場所が危険だと認識しなかったのだろうか?
想像力の欠如ゆえか?
それとも、過去に問題がなかったからという消極的成功体験からだろうか?

 

 
(2012年3月24日 修正1 ;追記)
 
2012年3月20日付で毎日新聞大阪版と朝日新聞大阪市内版(聞蔵)から、最終報告がまとまったという、下記主旨の記事がネット配信されていた。

この事故を受けて同市教委が設置した、転落事故防止対策会議は19日、再発防止策を盛り込んだ最終報告をまとめた。

普通教室や廊下の窓からの転落防止対策はすでに行っており、今回は特別教室の窓の近くに撤去できない棚などがある場合、窓に転落防止用の手すりや格子を設置することなどの対策を盛り込んだ。

市内の小中137校のうち、126校にこうした窓があり、市は新年度の当初予算案に工事費約3億5千万円を計上した。

最終報告では、学校での事故防止に向けた具体策もまとめた。
転落事故以外にも、児童の衝突事故など、想定される事故別に学校施設の改善点を示したり、事故や事故につながる事例があった場合は、市教委と各学校で情報の共有化を図ることなども盛り込まれた。

また、教職員が月1回実施する施設の安全点検で、窓付近に上がれる物がないかを点検する項目を新たに設け、点検表を4月中に全校配布する。
7、8月には教職員が校内で事故が起こり得る危険個所を点検、2014年度までに改良工事を施す。


出典URL
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120320ddlk27040327000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
当初予算案に3億5千万円を計上したという報道には驚いた。
この予算、全額認められるのだろうか?
 
民間会社では、いくら事例の横展開といっても、ポンと億単位の投資が認められることはない。
せいぜいが優先順位をつけて数年計画で対応する程度だ。
それも、申請のあった場所全てに対応することは滅多にない。
主管部署が横並びでチェックし、なますを吹くような対応はボツにする。
 
もし今回の予算が全額認められるようなら、堺市も以前の大阪市と同様、市の経営という点で、まだまだ甘いと言わざるを得ない。

 
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2011年11月22日22時6分に、毎日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また11月23日付の山口新聞からは、はしごの写真付で同趣旨の記事が配信されていた。

22日午後1時15分ごろ、周南市のK小学校の体育館で、3年生の女児(9)が天井裏に上がり、天井部分の石こうボード(縦、横50cm、厚さ9mm)を踏み抜いて約6m下のステージに転落した。
女児は骨を折るなどの重傷を負ったが、意識ははっきりしているという。

市教委によると、当時は昼休みで、女児は同級生の女児2人と一緒にステージ左側の壁に設置された鉄製のはしご(高さ約4.5m)を使って天井裏に上がり、最初に上った児童が落下したらしい。
はしごは床から高さ約1.5mの位置にあり、高さ約80cmの教室用の机を踏み台にしたという。

はしごは天井の修理などに使うために設置されていたが、使用禁止などの注意を呼びかける表示などはなかったという。


出典URL■■■
            ■■■


また、事例の横展開対応を報じる記事が、11月24日10時52分にNHK山口から配信されてた。

この事故を受けて周南市の教育委員会は、24日、市内のすべての小中学校に通知を出して再発防止に努めるよう呼びかけることにしている。
さらに、各学校に対して、天井裏やベランダ、屋上など、転落のおそれがある危険な場所がないか点検するよう要請し、危険な場所があれば子どもたちが近づかないよう表示を行うよう求めるとともに、修理が必要な場合は、早急に対応するとしている。

一方、県教育委員会も、24日、再発防止の徹底を求める通知をすべての市と町の教育委員会に出すことにしている。




(ブログ者コメント)

写真を見ると、体育館の壁に垂直に取り付けられた、かなり高いはしごだ。背もたれもない。 よく、小3の女の子が、ここを上ろうという気になったものだ。 ブログ者だと、足がすくんで上れない。

しかし考えてみれば、体力衰えた大人が考えるとそうなるのであって、子供にとっては冒険心をくすぐる格好の遊び場に見えたのかもしれない。

こんなところには、まさか上がらないだろうと一方的に決めつけ、立ち入り禁止処置を講じなかった・・・・もしそんな事情でもあったとすれば、これは一つの盲点だ。
何事も、思い込み、決めつけは事故のモト。

ただ、ブログ者が、この学校の安全管理を任されたとして、ここまで危険予知できていたかと問われれば、自信はない。




(2011年12月4日 修正1 ;追記)

2011年12月2日18時10分にNHK山口から、市内の小中学校で体育館のはしごに上れなくする対策を行った旨の記事がネット配信されていた。

この事故を受け、教育委員会では2日までに市内の小・中学校で児童が体育館のはしごに登れないようにするために板で覆うなどの対策を行った。
事故のあった小学校では2日、市の職員4人が訪れ、長さ1m80cmあまりの板をはしごに取りつけ、子どもたちがはしごに手をかけられないようにした。

教育委員会によると、体育館の天井裏を点検するためのはしごに児童が登れないようにする対策が施されていない学校が23校あり、天井裏の入り口に鍵がかけられていない学校も7校あった。
このため、教育委員会では2日までに、これらの学校ではしごを板で覆ったり、天井裏の入り口を塞いだりする作業を行った。
教育政策課長は「危険なところが分かれば、これからも早急に対策をしていきたい」と話していた。




(ブログ者コメント)

この事例では、冒険心旺盛な小中学生相手につき、注意表示だけでは完全に再発を防止することはできなかっただろう。
今回のように、物理的に上がれなくする対策が正解だ。



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2011年11月23日付で日本海新聞から、下記趣旨の記事が縁場の写真付でネット配信されていた。また、22日20時44分にNHK鳥取から、23日11時33分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後1時ごろ、米子西高校で、標本を保存していたホルムアルデヒド水溶液(ホルマリン)入りガラス容器が割れ、ホルマリンが漏れ出した。
生徒と教職員全員が体育館に避難し、消防が中和処理をするなど一時騒然となったが、けが人はなかった。

同校によると、昼休憩の終わりごろに4階の生物教室前の廊下で、男子生徒がじゃれ合っていてオオサンショウウオを保存していた円柱形の容器(高さ約50cm、直径約30cm)が誤って割れ、入っていたホルマリンが4ℓほど漏れて生徒の服に付着したほか廊下に漏れ出した。
生徒に異常はないという。

学校からの連絡で化学処理に当たる大山消防署の特殊災害隊など消防車14台が出動し、生徒と教職員全員を体育館に避難させ、漏れたホルマリンを吸着マットで吸い取って中和剤をまくなど除去作業に当たった。

現場には標本を並べた棚があったが、オオサンショウウオの容器は入らず、十数年にわたって棚の近くの廊下に置かれていたといい、副校長は「危ないと思って室内に入れようとしたこともあったが、容器が床にくっついていて動かせなかった。危険物を廊下に置いたままだったことは反省している」と話していた。

県教委によると、ホルムアルデヒドの水溶液は濃度が1%を超えると劇物に該当するため、施錠して管理し、転倒防止に努めるよう指導しているという。


出典URL■■■
             ■■■



(ブログ者コメント)

□日本海新聞掲載の写真を見ると、あのような場所に置いていると、いつかはこういった事態になることが容易に想像できる。

□実際、過去には危ないと思ったことがあるとのこと。 とすれば、これは危険予知が活かせなかった事例でもある。

□くっついているのを無理に動かして漏れる危険は、今、そこにある危険。 しかし、誰かが蹴飛ばして漏れる危険は、いつあるか分からない、あるいは、ないかもしれない危険でしかない。
そういったことを考えての放置だったのだろうか?

□もしそうだとすれば、これはリスクというものを片面しか捉えていないことになる。
なぜなら、リスクとは「事故が起きる頻度」×「事故が起きた場合の影響」で定義されるからだ。
いつ漏れるか分からないというのは「頻度」の評価。
一方、漏れた場合にどの程度人体に被害が生じるか?というのが「影響」の評価だ。
リスクというもの、「頻度」と「影響」の両面から評価しなければならない。

□ここで、「影響」面を評価すれば、無理して動かして漏れた場合、それは漏れることを想定しての作業ゆえ、保護具など漏れた場合の備えをしている筈。よって、被害は局所的なものに抑えられるだろう。
しかし、誰かが蹴飛ばして漏れた場合は、事前に何の備えもしないままの突然の漏れにつき、目に入るなどした場合は被害は甚大なものになる。

□ことほどさように、同じ漏れるにしても、「影響」の度合いは全く違うのだ。
この学校、今一歩の詰めが甘かったということだろう。



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2011年10月15日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

小田原市は14日、市内の小中学校3校で昨年度と本年度に配った前期分の通知表の一部に、評定の間違いや記入漏れがあったと発表した。
原因は担任の不注意やパソコンの操作ミス。該当者は合わせて83人。

市教委は昨年度、確認作業の徹底などを校長会で指示したが、再発を防げなかった。
市教委によると、昨年10月に早川、富士見の両小学校で、今月7日に城北中学校でそれぞれ問題が発覚した。

早川小では、4年の担任が、体育と図工の3段階評価(◎、○、△)をパソコン入力する際、本来は「◎」の児童を「○」とするなどした。ミスは延べ28人分で見つかった。
富士見小では5年生40人に、家庭科と外国語活動の評価欄などが抜け落ちた通知表が渡された。
城北中では、2年生15人分の学習活動の係名が間違えられるなどした。

市内の全小学校は昨年度から通知表作成プログラムを導入しており、使用するのは初めてだった。
子どもや保護者からの指摘を受けた3校は、通知表を作り直し、教頭や担任らが各家庭を訪問するなどして謝罪した。

昨年、両小から文書で報告を受けた市教委は、市内全小中学校の校長に再発防止の徹底を指示。
城北中は、指示を受け、本年度、担任が通知表を作成後に学年全体で確認していたが、ミスが起きた。

市教委は14日までに、3校の校長と担任の計6人を口頭注意とした。教育部長は「現場の教員一人一人まで意識が徹底していなかったのではないか」と原因を推察している。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□「校長会で指示」とあるが、口頭による指示だったのではないだろうか?
文書による指示でなければ、教員一人ひとりにまで徹底するのは難しい。
しかし、かといって、何でもかんでも文書指示というのも現実的でない。
どこで線引きすればいいか?・・・難しいところだ。

□今年、城北中では、学年全体で確認したのに、それでもミスが起きた。
原因は下記のいずれかではないだろうか?
  ・形ばかりの確認しかしなかった
  ・お互いの遠慮とか、まさかウチだけは・・・という心理が働いた
  ・担任と確認者の単純なヒューマンエラーがたまたま重なった



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2011年10月6日2時21分に朝日新聞から、同日12時11分に読売新聞から、13時31分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州大学は6日、生物環境利用推進センター研究棟の実験室で保管していた円筒形の瓶(高さ約10cm、直径約4cm)入りのヒ素化合物15.8gを紛失したと発表した。
5日深夜、盗難届を提出。 警察によると、100人程度の致死量があるといい、窃盗の疑いで調べている。

九大などによると、9月29日午後3時ごろ、農学部の准教授(47)が研究補助員の男性と土壌研究のため実験室に入り、保管庫から2瓶を取り出した。
このうち1瓶からヒ素化合物3.12gを使って溶液を作った。
2人は瓶を机の上に置いたまま午後3時半から約2時間半、施錠せずに実験室を離れた。
准教授は午後6時に1人で実験室に戻り、机の上にあった1瓶を保管庫に戻し、保管庫と実験室の鍵をかけて退室した

今月4日、薬品業者がヒ素化合物を納入した際、1瓶が無くなっているのに気付いた。
准教授は「なくなったのか盗まれたのかはわからない」と話しているという。


出典URL■■■
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(ブログ者コメント)

毒物管理のルーズさが紛失事故を引き起こした、そういった事例が日を経ずして報道されることも珍しい。




(2011年10月7日 修正1 :全面改訂)

読売新聞と西日本新聞に、より詳しい記事が掲載されたので、それらの内容を元記事に追記した。




(2011年10月10日 修正2 ;追記ならびにタイトル変更)

2011年10月8日0時29分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九大は7日、実験室の保管庫で、紛失した瓶と同じような瓶が見つかったと発表した。中身が同じかどうか確認している。

九大によると、7日に大学職員と福岡県薬務課が実験室を調べたところ、紛失したものと同じ薬品名の書かれた瓶が保管庫内で見つかった。
瓶には九大独自のバーコードが貼ってあり、読み取ったところ紛失した瓶と同じものだった。瓶には白っぽい粉末が入っていたという。
瓶は県警に提出し、鑑定を委ねた。

紛失を届け出た准教授は、9月29日の実験でメーカーの異なるヒ素の瓶2本を使った。だが、10月4日に確認した際には2本とも同じメーカーだったと思い込み、保管庫の中に同じ瓶が2本なかったことから、紛失したと勘違いした可能性があるという。
一方で、持ち去った何者かが元に戻した可能性も否定できないという。


方、2011年10月8日0時14分に、読売新聞からは下記趣旨の記事がネット配信されていた。

准教授は4日、実験室にある保管庫を開けた際、茶色のふたの瓶1個がなかったため、紛失したと思い込んだという。帳簿と実際の数との照合作業も十分に行っていなかった。実際には瓶のふたの色は白だった。

出典URL■■■
            ■■■




(ブログ者コメント)

□思い込みは誰にでもある。しかし冷静な立場でチェックすべき大学側まで帳簿をチェックしなかったのは何故だろうか?現場現物でチェックするのが基本中の基本のはずだが・・・。

□過去記事を読み返すと、どのメディアも「瓶がなくなっているのに気付いた」という表現だけで、「帳簿と現物数とが一致しておらず・・・」と報じた記事は一つもなかった。 ブログ者も、そこに違和感を感じとっておくべきだった。

□第1報の「納入時に薬品業者が気付いた」という記事は、誤情報かもしれない。
なぜなら、業者であれば納入時には帳簿と現物を比較確認する筈だと思うからだ




(2011年10月12日 修正3 ;追記)

2011年10月11日12時29分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前7時5分ごろ、福岡市のマンションで「駐車場に男性が倒れている」と住民から110番通報があった。警察などによると、7階に住む九州大の准教授(47)が頭から血を流して倒れており、間もなく死亡が確認された。
自室前の通路に脚立があり、パソコンに遺書のような書き込みがあったという。飛び降り自殺したとみている。

准教授はセンターの実験室で瓶入りのヒ素を使い、紛失に気付いたとして今月届け出た。
その後、実験室から似た瓶が見つかり、九大は勘違いだった可能性があると発表していた。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

責任感の非常に強い人だったのかもしれないが、それにしても・・・・。合掌。




(2012年6月19日 修正4 追記)
 
2012年6月15日1時30分に西日本新聞から、管理上の改善点などを記した調査報告書が発表されたという趣旨の記事がネット配信されていた。
 
ヒ素化合物が一時紛失したとされた問題で、同大の調査委員会が14日、報告書を発表した。

実際には紛失していないのに紛失と誤認した原因について、ヒ素化合物を使った准教授が瓶のふたの色やメーカー名を勘違いし、保管庫に戻していたヒ素化合物入りの瓶に気付かなかったためとした。

准教授は鍵を掛けないまま実験室を一時離れており「改善が必要」と指摘。
再発防止策として、管理担当者を増やしてチェック体制を強化したり、毒劇物の紛失や盗難などに備えたマニュアルづくりを挙げた。



出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/307790
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HN:
魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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