2015年8月3日21時31分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時すぎ、神戸市東灘区の廃棄物処理工場「Oセンター」で、廃棄物の仕分け作業中、ポリタンクから液体が漏れ白煙が発生した。
煙を吸い込んだ男性従業員9人が体調不良を訴え、同市内の病院で治療を受けた。いずれも軽傷のもよう。
消防が、漏れた液体の特定などを進めている。
現場は、六甲アイランド北東部にある工業団地の一画。
警察は、同センター南側の道路約450mを一時通行止めとした。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008271232.shtml
8月4日11時38分に神戸新聞からは、続報的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
3日午後、神戸市の廃棄物処理工場でポリタンクから液体が漏れ出た事故で、煙を吸って病院で治療を受けた負傷者が13人に上ることが4日、消防などへの取材でわかった。
いずれも男性従業員で、軽傷という。
消防は、液体を毒性のある化学物質とみて成分調査。
警察によると、ポリタンクは廃棄物として同センターに運び込まれたもので、同日午前に実況見分を行い、液体が漏れ出た経緯などを調べている。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008272737.shtml
(2015年8月30日 ;修正1)
2015年8月25日23時0分に神戸新聞から、ポリタンクは違法に運び込まれた疑いがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ポリタンクは、神戸市内の運搬業者が指定暴力団山口組総本部(同市灘区)から回収して持ち込んだとみられることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、液体は同処理工場での処分が認められていない毒物の「フッ化水素酸」だったとみられる。
兵庫県警は、運搬業者が違法に運び込んだ疑いがあるとみて、廃棄物処理法違反容疑で捜査しており、同日午後、関係先として総本部を捜索した。
フッ化水素酸は、毒劇物法指定の毒物。強い腐食性があり、ガラスのつや消しなど工業用として利用されている。常温で気化し、その気体を吸うと呼吸困難などを引き起こす危険性がある。
捜査関係者によると、ポリタンクにはフッ化水素酸が入っていたことを示すラベルが貼られており、密閉状態のポリタンクから漏れ出たことで気化が進んだとみられる。
県警は、運搬業者が総本部から回収した経緯などを詳しく調べる。
事故は3日午後3時ごろに発生。廃棄物の仕分け作業中にポリタンクが割れたとみられ、同処理工場の従業員13人が目やのどの痛みを訴えて病院で手当を受けた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008335759.shtml
(2015年12月4日 修正2 ;追記)
2015年12月2日7時0分に神戸新聞から、マニフェストに虚偽記載したとして廃棄物収集業者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日13時39分に産経新聞westから、12月3日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市東灘区の六甲アイランドの廃棄物処理工場で8月、搬入されたポリタンクから毒劇物とみられる液体が漏れた事故で、廃棄物の内容を記す管理票に虚偽を記載して工場に交付したとして、兵庫県警生活環境課と東灘署は1日、廃棄物処理法違反の疑いで、収集運搬業者「K」(同市灘区)の社員2人と、法人としての同社を書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、ポリタンクは指定暴力団山口組総本部(同市灘区)から排出され、毒劇物指定の「フッ化水素酸」が入っていたとみられる。
破損していたポリタンクからフッ化水素酸が漏れ、漏れた液体が気化して、煙を吸った工場の従業員十数人が手当てを受けた。
書類送検容疑は、8月3日、同総本部から回収したポリタンクやプラスチック類などの一般廃棄物を運ぶ際、「K」が排出した産業廃棄物であると管理票にうそを書き、工場に交付した疑い。
県警の調べに対し、2人は、ごみの中にフッ化水素酸があることを知らなかったが「廃棄物の仕分けが面倒だった」などと容疑を認めているという。
県警は事故後、関係先として同総本部を捜索していた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008612868.shtml
http://www.sankei.com/west/news/151202/wst1512020055-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。