2017年5月1日19時21分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時すぎ、大分市佐野にある市のごみ処理施設「佐野清掃センター」で収集車の誘導作業をしていた男性が突然いなくなったとの通報が消防にあった。
男性(60)は、ごみを一時的にためておく深さ13mの「ピット」と呼ばれる場所の近くで作業をしていたことから、消防のレスキュー隊などがごみがたまったピットの中を捜索した。
その結果、およそ2時間後の午後5時すぎ、ピットの中で男性を発見したが、その場で死亡が確認された。
市によると、このピットには、当時、およそ10mの高さまでごみがたまっていたという。
男性は、収集車のごみをピットに捨てるための誘導をしていたということで、警察は、男性が作業中に誤って転落したとみて詳しいいきさつを調べている。
出典
『ごみ処理場で男性転落 死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073084671.html
(ブログ者コメント)
同様な事故は過去にも起きている。
今回の事例では、どのような転落防止措置をとっていたのだろうか?
2013年5月9日掲載
2013年4月30日 市原市のゴミ処理場で収集車誘導中の収集業者助手が合図せず後退してきた収集車に押され深さ16mのピットに転落して死亡、ベルト着用すれど未固定だった (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2838/
(2017年6月21日 修正1 ;追記)
2017年6月19日19時0分にテレビ大分から、ゴミ袋をピットに投げ入れる作業をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日16時55分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大分市の清掃センターで5月、男性作業員がピットの中に転落して死亡した事故を巡って、大分労基署は19日、作業員の派遣先の会社などを書類送検した。
労安法違反の疑いで書類送検されたのは、大分市向原沖のE九州と、この会社の当時現場管理者だった48歳の男性。
この事故は5月1日、大分市の佐野清掃センターで、回収したごみを集めるピットにごみ袋を投げ入れていた60歳の派遣社員の男性作業員が、深さおよそ10mのピットに転落して死亡したもの。
同署によると、E九州と現場管理者の男性は、作業員に安全帯を着用させるなどの危険防止の措置をとっていなかった疑いがもたれている。
また、この事故を受けて大分労働局は、19日付けで県内13のごみ処理施設に対し、手すりの設置などの安全対策をとるよう文書で要請している。
出典
『清掃センター転落死事故 書類送検』
https://www.tostv.jp/news/638.html
『ごみ処理施設転落死で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074386591.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。