2017年5月2日15時11分に中国新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月2日14時31分に毎日新聞から、5月2日14時39分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前9時5分ごろ、大竹市のO中学校で2年生の理科の実験中、生徒がのどの痛みなどを訴え、21人が市内の病院に搬送された。
いずれも軽症で、一時入院した4人も即日退院した。
市教委や同中によると、実験は理科室であり、34人が8班に分かれて実施。
鉄と硫黄の混合粉末をアルミ箔の筒に入れてガスバーナーで加熱し、化学反応を学ぶ予定だったが、加熱から5分ほどで生徒がせきこみ始めた。
授業をしていた男性教諭は、バーナーを消し、窓を開けて換気するよう指示。
生徒が手足のしびれやのどの痛みなどを次々に訴えたため、119番した。
消防は、校内や周辺の大気を測定したが、9時40分ごろには有毒ガスは特定できなかった。
消防は、実験で発生した硫黄化合物を生徒が吸ったのではないかとみている。
警察が原因などを調べる。
市教委も、実験の手順が正しかったか原因を調べる
教科書には、発生する気体を吸い込まないように注意が書かれているという。
教諭も、実験前、バーナーの加熱中に発生するガスを吸わないよう生徒に指導。
3ケ所の換気扇を回していたが、窓は閉め切っていた。
風で火が揺れないようにするためだったという。
出典
『理科実験で生徒を搬送 大竹のO中』
『化学実験中に気分悪くなり21人病院に搬送』
http://www.news24.jp/articles/2017/05/02/07360427.html
『理科実験 体調不良、21人を搬送 広島・大竹の中学』
http://mainichi.jp/articles/20170502/k00/00e/040/221000c
5月2日23時30分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5月3日付の毎日新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察などによると、生徒は、鉄と硫黄の粉末を混ぜ、ガスバーナーで熱して硫化鉄を生成している時に、発生した気体を吸い込んだとみられる。
市教委によると、担当教諭が事前にした実験では、粉末に火を当ててから数分で化学反応が始まったが、この日は反応が進まず、長く火を当てていたという。
市教委は「なぜ反応が起きなかったか不明」とし、原因などを調べている。
出典
『中学の実験事故、4人が一時入院 いずれも軽症、広島・大竹』
https://this.kiji.is/232076217949701629?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
この実験については、同じような事故トラブルが過去にも起きており、本ブログでも何件か紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。