2014年8月4日14時39分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時すぎ、太田市新田金井町の住宅資材などを作っている「T社工場」で、古い設備の解体工事を行っていたところ、塩素系のガスが入ったボンベが破損した。
警察などによると、このガスが隣にある冷蔵設備を製造する工場に漏れ出し、作業員の男女合わせて10人がガスを吸い込んで気分の悪化を訴え、太田市などの病院に運ばれた。
消防によると、全員意識があり、症状はいずれも軽いという。
警察によると、当時は、解体用の大型機械を使って作業をしていて、誤って塩素系ガスが入った40ℓ入りのボンベを破損したということで、警察で詳しい経緯を調べている。
現場は、太田市の中心部からおよそ8kmほどの郊外で、周辺の住民への影響はなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1063529271.html?t=1407187203867
8月4日12時18分にmsn産経ニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩素ガスのようなものが漏れ、隣接する工場にいた10人が搬送された。のどや目の痛みを訴えたが、いずれも軽症とみられる。
警察などによると、工場内にある浄化槽の解体作業中にガスが漏れたとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140804/dst14080412180008-n1.htm
8月5日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は合成樹脂の製造工場で、建物の解体中だった。
重機で作業中、地面に埋まっていた塩素ガスのボンベを誤って壊し、ガスが漏れたとみられるという。
8月5日付で毎日新聞群馬版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、工場内では解体業者が重機で整地しており、地下に埋設されたボンベに誤って触れ、バルブが開いてしまったという。
消防隊員が午前10時ごろにバルブを閉じ、漏れは止まった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140805ddlk10040098000c.html
(ブログ者コメント)
報道内容から推察するに、ボンベ内には結構多くのガスが入っていた模様だが、そのようなボンベが埋設されていたという報道は、正しいのだろうか?
操業時にボンベを埋設して使用することなど考えられないし、途中まで使用したボンベを廃棄目的で敷地内に埋めることも考え難い。
ピットなどに置かれていた可能性も考えられるが、それなら解体工事に入る前に撤去していた筈だし・・・。
状況が、どうもよく分らない。
(2014年8月25日 修正1 ;追記)
2014年8月5日付の上毛新聞紙面に、ボンベは古くから埋まっていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
建物の解体中、地下に埋まっていたボンベに重機で誤って触れ、ガスが漏れた。
建物は、プラスチック製品の梱包作業に使っていたが、老朽化のため、7月から業者が解体していた。
ボンベは古くから埋まっていたとみられ、同社、業者とも存在を知らなかったらしい。
発生から約1時間後に駆け付けた消防隊員がボンベの弁を閉め、ガスの噴出が収まった。
隣接する企業の従業員が異臭に気付き、119番通報した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。