2017年9月22日19時49分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市上下水道局は22日、市内の水処理センター2カ所で、水道法に違反して、水道給水管に下水処理水やポンプ冷却水の配管をつなげていたと発表した。
汚水が逆流しないようにバルブは常に閉めていたため、水道水に混ざることはなかったという。
同局によると、西山(名東区)では、下水処理水を使って機械を洗浄している。
2013年10月から、予備の機械洗浄水を水道水で確保するため、水道給水管と下水処理水管をつなげた。
打出(中川区)では、ポンプ冷却水に循環水を使っているが、05年7月から、予備の冷却水を水道水で直接確保するため、水道給水管にポンプ冷却水管を接続していた。
東京都足立区で今月、配管の誤接続のため、下水処理水が一般家庭に供給される事故があったことを受け、市は水道給水管以外の配管がある市内の全67施設を点検。
その結果、2施設の誤接続が分かった。
水道給水管に、それ以外の水管をつなぐことは水道法が禁じており、同局は「水道法や、誤接続による危険性への認識が足りなかった」と釈明している。
出典
『水道管と下水管を誤って接続 名古屋市「逆流なし」』
9月22日19時44分に名古屋テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市上下水道局によると、名東区の「西山水処理センター」で4年前、下水をろ過する機械を洗浄するための増圧ポンプが故障したときに備え、水道管を下水管に接続した。
下水が水道管に混入し一般家庭に給水されることはなかったという。
違法であることがわかり、接続した部分は14日に撤去されている。
出典
『水道管と下水管を一時接続 下水の水道管混入はなし 名古屋市上下水道局』
https://www.nagoyatv.com/news/
9月22日20時11分に日本経済新聞電子版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
設備を担当した職員が水道法や誤接続の危険性について認識が不足していた。
「再発防止に努める」(同市)という。
出典
『名古屋市、2カ所で「水道管の誤接続」発見』
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFD22H2J_S7A920C1CN8000/
(ブログ者コメント)
足立区の事例は本ブログでも紹介スミだが、当該記事掲載以降、他の自治体で横展開対応しているという情報は一度も目にしなかった。
しかし、感度の良い自治体は横展開対応していた・・・ということだろうか?
それとも、国から調査するよう指示などがあったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。