2017年9月21日20時5分に読売新聞から、国民生活センター提供写真とともに、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
つかまり立ちを始める1歳前後の子どもが、コンロのグリルに触れてやけどをする事故が起きているとして、国民生活センターは21日、注意を呼びかけた。
同センターなどが事故情報を収集している「医療機関ネットワーク」(現在21医療機関)に対し、2010年12月~今年8月末に、8~25か月の子どもがグリルでやけどをした事故が36件報告された。
このうち8件が、13か月の子どもの事故だった。
1歳前後の子どもの身長はグリルの高さと同程度で、グリル扉の窓に触れたケースが多かった。
また、同センターがガスコンロでサケの切り身を焼く実験をしたところ、グリル窓の外側の中心部分は約150℃まで熱くなり、調理後も15分程度、50℃を上回った。
同センターは、子どもをグリルに近づけないように呼びかけている。
出典
『立ち始めた1歳児、コンロのグリルでやけど注意』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170921-OYT1T50084.html
9月21日18時10分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国民生活センターは21日、コンロについている魚などを焼くグリルのガラス扉で、乳幼児がやけどをする事故が起きていると注意を呼びかけた。
歩き始める1歳前後の事故が目立つという。
2010年12月以降、同センターには、医療機関ネットワーク(現在21機関で構成)から、子どもがグリルでやけどを負った事故情報36件が寄せられている。
生後8カ月~2歳1カ月に集中しており、つかまり立ちや伝い歩きをする生後13カ月の子どもが8件で最多だった。
乳幼児は熱い物から体を離す反射が遅く、約15秒かかることも。
その場合、64℃の熱さのガラスでもやけどを負う恐れがあるという。
同センターが実験すると、グリル扉はガスを熱源とする場合、最高で約150℃、電気のIHは84℃まであがった。
ともに使用後、50℃まで下がるのに約15分かかった。
断熱効果のある素材を使って、高温になりづらいグリル扉の商品も出ている。
専門家は、「調理中に子どもを見守り続けるのは不可能。こうした商品も事故予防になる」と話す。
出典
『コンロでやけど、つかまり立ち期に多発 注意呼びかけ』
http://www.asahi.com/articles/ASK9P56BQK9PUTFL008.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。