本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014年4月17日9時40分に四国新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日に香川県東かがわ市の沖合で救助作業中の高松海上保安部の保安官2人が海に投げ出された事故で、当時2人が着ていた救命胴衣が海中で膨らまなかったことが16日、分かった。
事故では1人が溺れて入院しており、同保安部は「管理に不備があった。再発防止に努めたい」としている。
同保安部によると、この救命胴衣は水に漬かったり、ひもを引っ張ると、取り付けた小型ボンベからガスが出て膨らむ仕組み。
ところが、今回の事故では2人が海中に転落した後も膨らまなかった。
事故後に同保安部が2着を調べたところ、穴が開くなどの外見上の問題はなかったが、一つはボンベを締め付けるねじが緩く、もう一つはボンベが使用済みだったことが判明した。
同保安部は装備品について、最低でも月1回は点検しているが、今回の不備を見つけられなかった。
この問題を受けて海上保安庁は、全保安部に救命胴衣の状況を確認するよう指示。
高松海上保安部が所属する第6管区海上保安本部では、同型の902着のうち、今回の2着を含む32着に不備が見つかった。
不備の内訳は、22着が経年劣化などに伴う空気漏れ、ボンベの使用済みとねじの緩みが各5着だった。
同型の救命胴衣は市販されており、同保安部は民間船舶に一層の管理徹底を呼び掛けている。
出典URL
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140417000149
(ブログ者コメント)
「点検で今回の不備を見つけられなかった」ことよりも、使用済ボンベの管理方法のほうが問題かもしれない。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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