2014年4月17日16時52分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
カラスが電柱に巣を作ることで停電が起きるのを防ごうと、新潟市内で、巣の撤去作業が行われた。
カラスは例年、春に、巣作りのシーズンを迎えるが、しばしば鉄線が含まれるハンガーなどを使って電柱に巣を作るため、ショートや漏電を引き起こし、停電となる被害が相次いでいる。
こうした被害を防ごうと、17日、新潟市内では、東北電力の作業員2人がクレーン車に乗り込んで、高さおよそ10mの電柱に作られたカラスの巣の撤去作業を行った。
作業員らは、工具を使って巣を慎重に取り除いたあと、カラスが再び巣を作れないように、樹脂製の器具を電柱に取り付けていた。
17日撤去された巣は、直径30cmほどで、鉄線も含まれていたことから、停電を引き起こす恐れもあったという。
東北電力によると、去年県内で、カラスの巣が原因の停電は17件起きていて、撤去した巣の数は、6000個余りに上るという。
東北電力新潟営業所の大橋所長は、「カラスの生活拠点が都市部に集まり、年々電柱に作られる巣が増えている。早めに撤去することで停電を防ぎたいので、電柱に巣があるのを見つけたら情報を寄せてほしい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033671801.html?t=1397769683970
2014年4月18日12時40分にNHK金沢からも、同種記事が下記趣旨でネット配信されていた。
カラスの巣作りが盛んになるこの時期、電柱の上に作る巣が停電を引き起こすことから、電力会社による巣の撤去作業がピークを迎えている。
カラスの巣作りは、繁殖の時期を迎える2月下旬から5月下旬にかけて行われ、巣作りに使われる針金などの金属が電線に触れると停電を起こすおそれがある。
このため北陸電力は、停電を未然に防ごうと毎年、この時期に管内の北陸3県などを巡回してカラスの巣の撤去作業を行っている。
18日は津幡町能瀬で作業が行われ、2人の作業員が感電を防ぐために上着や手袋をはめた後、高所作業車に乗って12mの高さにある巣を5分ほどかけて撤去した。
北陸電力によると、昨年度、北陸3県などでカラスの巣が原因で起きた停電は19件に上り、エサとなる生ゴミが多い住宅街の電柱などで巣を作ることが増えていることから、撤去した数は5085個と過去最多を記録したという。
北陸電力石川支店配電サービス課の國田副課長は、「電柱の点検で見落とす場所もあるので巣を見つけたら情報提供いただくと助かります」と話していた。
撤去作業は、来月下旬まで続けられる。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023729161.html?t=1397858623994
(2014年4月26日 修正1 ;追記)
2014年4月25日9時59分に読売新聞からも、新潟県内の撤去作業に関する同趣旨の記事がネット配信されていた。
カラスの巣づくりが盛んになるこの時期、東北電力新潟支店は、電柱に作られた巣の撤去と対策に追われている。
新潟県内での3月末までの撤去数は1730個と例年並みだが、日々大量の処理が続いている。
3月30日、同県十日町市高島の1408戸で起きた停電。
作業員が電柱を確認すると、木の枝や針金で作られたカラスの巣が見つかった。巣を撤去し、2時間20分後に復旧した。
同支店によると、県内でカラスの巣が原因で起きた停電は2011~13年の3年間で49件。今年は今月24日までに5件発生している。
ひなを見守りながら餌を取ることができる見晴らしの良い場所に巣を作るカラスにとって、電柱は格好の場所になっているという。
電線は絶縁体で覆われており、通常漏電などは起きない。
しかし、巣の材料である木の枝やハンガーなどが、電線と電線の隙間などに入って通電部分に触れてしまうと漏電などが起き、停電となる。
県内では毎年5500~6000個程度、巣を電柱から撤去している。
新潟市中央区、東区、西区などを管轄する新潟営業所は営巣が盛んになる3~5月、特別パトロールを週に2回実施し、巣の撤去を行っている。
カラスは、撤去された場所と同じ電柱かその近辺に巣を作るため、巣が見つかった電柱をリストアップして、周辺を重点的に回るなどしている。
巣を撤去した電柱には、カラスの営巣対策グッズを設置する。
強化プラスチック製のワイヤでアーチを作ったり、突起物を置いたり巻いたり。
巣を作るために止まったり、巣を作ったりするスペースをなくすのが狙いだ。
強化磁石が両端についたタイプや、アンテナのような形にして小枝やハンガーを引っ掛かりにくくした器具も開発され、効果を上げているという。
今年はホログラムによって太陽光を反射しカラスを寄せ付けないようにする「新兵器」も導入し、効果を調べている。
今月17日に中央区川岸町で行われた巣の撤去作業では、高所作業車に乗った同営業所の社員2人が強化プラスチック製のマジックハンドを使い、直径約25cm、周りの枝を含むと同約60cmの巣を撤去した。卵こそなかったが、白い綿が敷かれた立派な巣だった。
作業に当たった同営業所配電技術サービス課の広沢技術長(57)は、「電柱の下に木の枝が散乱していたら巣がある可能性がある。見つけたらぜひ教えてほしい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140424-OYT1T50233.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。