2014年4月18日2時30分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市は17日、同市白石区の「白石霜踏公園」で16日、鉄棒が破損し、遊んでいた小学3年の男子児童(9)が負傷したと発表した。男児は右手首の骨を折る重傷。
同市によると、鉄棒は幅1.8m、高さ1.5m。男児が両手でつかまり、棒に上半身を乗せようとした際、棒ごと落下し、地面に右手と顔を打ったという。
棒と支柱をつなぐ接続部分が破損しており、腐食が原因とみられる。
鉄棒は1974年に設置、毎年2回の点検をしている。
前回の点検は昨年12月で「軽微な劣化がみられる」とし、5段階評価では安全性の高さが2番目の「B」だった。次回は26日に点検の予定だった。
同市は17日から市内にある約1300基の鉄棒の緊急点検を始め、20日までに終える見通し。
市は「けがをした生徒や家族におわび申し上げる。遊具の点検を強化し、再発防止に努める」としている。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/533917.html
2014年4月22日付で読売新聞北海道版からは、緊急点検結果、35か所で異常が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市は21日、市内約1300か所の公園で緊急点検を行った結果、ほかにも35か所で事故の恐れのある劣化した鉄棒を確認したと発表した。
市は、「使用禁止」と書かれた黄色いテープを巻き付け、遊ばないよう注意を呼びかけている。
市によると、緊急点検は17~20日に実施。
その結果、鉄棒の支柱とバーの接続部分の破損が14か所、バーのゆがみが10か所、支柱がぐらつくなどしたのが11か所見つかった。
市は、ブランコや滑り台など、ほかの遊具の点検も急いでいる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20140422-OYTNT50006.html
また、2014年4月19日2時4分にmsn産経ニュース愛媛から、松山市でも横展開点検が行われるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市の公園で鉄棒が壊れ、男子児童がけがを負った事故を受け、松山市は18日、市が所管する公園などの鉄棒を点検すると発表した。
対象は公園323カ所、児童遊園地84カ所、公立保育園・幼稚園32カ所の計439カ所。
期間は約1週間を予定しており、サビや劣化による腐食、ボルトの緩みなどについて点検。異常が確認された場合は、安全対策を行い、程度によっては危険防止のために使用禁止措置を取る。
市立小中学校と幼稚園の遊具については今年1~3月、専門業者による定期点検を終えたところだが、今回の事故を受けて改めて点検する。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140419/ehm14041902040002-n1.htm
(ブログ者コメント)
遊具の破損や街路樹落下などによる事故は、原則、本ブログの掲載対象外としている。
ただ、この1ケ月、三原市でポプラが倒れ、能代市でバスケットリングのボードが落下し、川崎市で街路樹の枝が落下するといった人身事故が多発し、かつ、他の市町村でもそれらの事故に対し横展開対応の動きが出ているので、ちょっと気になり、掲載した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。