情報量が多すぎてプロバイダーの字数制限に抵触しましたので、記事の続きを第1報その2として掲載します。
[事故時の状況に関する情報]
(1月11日0時5分 msn産経ニュースwest)
ふたは、24本のボルトを外した3秒後に激しく吹き飛んだ。
(1月11日11時36分 読売新聞)
研修や見学で現場にいた社員も巻き込まれていたことが分かった。
通常の作業の倍の人数が爆発した熱交換器付近にいたため、被害が拡大した可能性がある。
警察は、社員らがどの位置で被害に遭ったのか、特定を急いでいる。
同工場は半導体や太陽電池の基板原料となる多結晶シリコンを製造しており、製造過程で発生する化合物が熱交換器内にたまるため、洗浄している。
同社の説明によると、洗浄は約30年前から行っており、通常は約10人程度で作業にあたっているが、爆発事故が起きた今月9日は、約20人が熱交換器近くにいたという。
このうち、死亡した同社社員のTさん(48)と負傷した3人は、2月に別のプラントで同様の作業をすることから、研修のために現場にいたという。
また、設備管理部門で現場監督の教育を受けていた社員1人、その上司ら2人も見学に来ていて負傷したという。
(1月12日10時14分 NHK津)
警察によると、死亡した5人の遺体の状況を詳しく調べたところ、強烈な爆風による衝撃などを受けていて、全員が、ふたの正面側に立っていたと見られることが分かった。
会社側によると、ふたを開けた時には内部で発生した水素が爆発するなどの危険があるため、正面側には立たない決まりになっているという。
警察は、現場の安全管理が徹底されていなかった可能性もあると見て、週明けにも捜査本部を設置して調べる方針。
(1月14日7時2分 毎日新聞)
水素ガスが開けようとしていたふたの側にたまり、爆発した可能性が高いことが、捜査関係者などへの取材で分かった。
爆風はこの方向へ集中し、反対側にはほとんど被害がないという。
同工場によると、現場では午前中に熱交換器の片側のふたを外し、火花などが入らないように開口部をビニール製防炎シートで覆った。
午後、反対側のふたを外そうとした数秒後に爆発が起きた。
捜査関係者によると、ふたは約10m吹き飛んだが、防炎シートは、熱交換器のすぐ近くに落ちていたという。
また、死傷者は爆発のあった側だけに集中していた。
ふたには作業当時、直径約1cmのワイヤが取り付けられ、クレーン車のアームにつながっていたが、ワイヤは引きちぎられていた。
捜査関係者は、片側にたまった水素ガスが化合物を火種に爆発、一方向に爆風が噴出したのではないかとみている
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。