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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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情報量が多すぎてプロバイダーの字数制限に抵触しましたので、記事の続きを第1報その3(1/2)として掲載します。

 

 

 

[爆発原因に関する情報]

 

 

192333分 msn産経ニュースwest)

 

熱交換器に残留していた化合物「トリクロロシラン類」が原因との見方が出ている。

半導体部品のシリコンの製造過程で副産物として生成され、引火・爆発性が極めて高い物質として知られる。

 

専門家によると、同化合物の洗浄にあたっては、厳重なマニュアルに基づいて行うのが常識。
「何らかの作業手順が守られていなかったのではないか」と、安全管理を疑問視する声が上がる。


近畿大学理工学部の武隈真一教授(有機化学)によると、クロロシランは揮発性が非常に高い物質で、気化して酸素と混じり合うと一気に危険性が高まる。

三菱マテリアルは会見で、「事故は予期できた。そのための十分な対応を取っていた」と強調。酸素を含まない窒素を交換器内に送り込み、クロロシランを分解する従来通りの手順を踏んだとしつつも、「ポリマーの量が予想より多かったのかもしれない。われわれの認識と差があったと判断せざるを得ない」と釈明した。


過去には製造工程でクロロシランの爆発が起きた事例があるというが、そもそもこの化合物が存在する前提での洗浄作業で事故が発生するのは異例だ。

横浜国立大大学院の三宅淳巳教授(安全工学)は、「品質にかかわる製造中は事業者は細心の注意を払うが、メンテナンスでは早く終わらせようとして習熟度が低くなりがちだ」と、管理態勢の検証が必要だとした。


東京工業大の半那純一教授(半導体薄膜)も、「化合物が配管のくぼみにたまると気づかない可能性もある。通常は、それを前提にした作業マニュアルがあるはずだが」と疑問を呈した。

 

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140109/waf14010923360045-n1.htm

 

 

110056分 朝日新聞)

 

同社は、クロロシラン類のほか塩素やケイ素、水素の化合物などが内部に残っていて、空気と触れて水素が発生し、爆発した可能性があると説明。会見した猿渡工場長は、「エネルギー源は水素ではないかと思っている」と述べ、水素爆発の可能性を示唆した。


警察は、炎が一瞬上がったという目撃情報などから、急激に化学反応が起きて爆発したとみて、当時の作業の流れや熱交換器の内部の状況などを調べている。

 

 

1101532分 読売新聞)

 

クロロシラン類は、水と反応して分解すると安定化する一方、水素が発生するという。

 

この熱交換器では、洗浄作業の際に空気中の水と反応して水素が発生するのを防ぐため、昨年11月27日に取り外した後、屋外の洗い場で水を含ませた加湿窒素を今月8日まで注入して水素を安全に取り出す作業を行った。

 

9日も交換器の蓋を外す際、加湿窒素を注入していたが、これらの工程の安全策が不十分で、交換器内に水素が大量にたまっていたか、急激に発生して、何らかの原因で引火した可能性が高いという。

 

 

1102127分 msn産経ニュースwest)

 

工場幹部は10日、爆発した熱交換器内部に残っていた大量の化学物質が配管をふさぎ、水素がたまって何らかの理由で引火した可能性があると明らかにした。
爆発直後、現場周辺に化学物質が飛散し、複数箇所で発火しているのを作業員らが目撃。
警察は、化学物質の分解が不十分で、大量に残っていたことを裏付ける証言とみている。


化学物質は「トリクロロシラン類」。
工場関係者によると、爆発が起きた9日午後2時10分の直後、現場のアスファルト上に燃えやすいトリクロロシラン類とみられる物質が飛び散り、あちこちで小さな炎が上がった。監視カメラには、爆発時に生じる塩酸ガスとみられる霧のような白い煙も写っていた。

 

 

1102334分 毎日新聞)

同社が警察などの捜査に対し、熱交換器内のチューブ内に化合物が詰まった結果、洗浄用の加湿窒素ガスが十分に流れず、器内に可燃性の水素が残って爆発に至った可能性があると説明していることが分かった。 

事故は、熱交換器のふた部分を取り外す作業中に起きた。
熱交換器は、多結晶シリコンを作るケイ素などの化合物「トリクロロシラン」の未反応ガスを製造工程に戻す循環過程の設備。
器内に直径28.2mmのチューブ約300本があり、器内の洗浄中に発生する水素量をなくすため、1カ月以上、加湿窒素ガスを流していた。
しかし一部のチューブが詰まっていたため、窒素ガスが詰まった部分から先に流れていなかった可能性があるという。

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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