2014年6月3日14時4分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
3日午前10時10分ごろ、兵庫県相生市のIHI相生事業所から、「山が燃えている」と119番通報があった。
消防によると、午後1時現在、事業所の南西にある山林約9haが燃え、火は西側に延焼中という。けが人や家屋への延焼は確認されていない。
兵庫県の防災ヘリなどが出動し、消火活動を続けた。
近くの事業所の男性社員は、「山から黒っぽい煙とオレンジ色の炎が見えるので、駐車場の車を避難させた」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG633SR1G63PIHB00G.html
6月3日22時57分にmsn産経ニュースwestからは、消火活動中のヘリによるトラブルが、下記趣旨でネット配信されていた。
陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は3日、同県相生市で発生した山火事に派遣したヘリコプターが電線と接触、切断したと発表した。
機体の一部が破損していたが飛行に影響はなく、乗組員3人にけがはなかった。
総監部などによると、ヘリは午後3時35分ごろ、相生市那波の貯水池で水を確保。再上昇した際に送電線と接触し、雷から保護するワイヤを切断した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140603/waf14060322570027-n1.htm
6月4日15時56分に朝日新聞から、火元に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電気設備工事会社員が現場付近で行っていた電柱の切断作業で出た火花が出火原因とみられることが、警察への取材でわかった。
警察は、森林法違反(失火)の疑いもあるとみて、社員3人から事情を聴いている。
警察によると、作業をしていたのは50~60代の会社員3人。
火災が発生する直前の3日午前10時ごろ、近くの総合重機メーカーIHI相生事業所の敷地内で、コンクリート製の電柱をエンジンカッターを使って切断する工事をしていた。
3人は、「作業中に引火し、消火しようとしたが火のまわりが速くてできなかった」と、警察に説明しているという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG643V31G64PIHB00Q.html
(ブログ者コメント)
「火のまわりが速くて消火できなかった」と報道されている点から考えると、水とか消火器は準備していたものの周辺の可燃物撤去は不十分だった・・・ということだったのかもしれない。
しかし、火気使用工事の場合は、消火器などの準備ならびに周辺の可燃物撤去は原則のはず。
この点、工事した会社では、また、敷地内での工事を依頼した?IHIでは、どのようなルールになっていたのだろうか?
一方、それほど火の回りが速かったとは、一体どんなものに引火したのだろうか?枯れ草?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。