2018年5月22日21時2分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時半すぎ、福井市白方町にある「M化学工業福井工場」で火事が起きたと、消防に通報があった。
警察によると、火が出たのは、顔料などを製造する過程で中間物質を乾燥させる作業を行う「第二乾燥工場」と呼ばれる鉄骨平屋建ての建物。
消防車13台が消火活動にあたった結果、火は約40分後に消し止められたが、乾燥用の機械1台と天井の一部約15m2が焼けた。
この火事で、福井市六日市町に住む56歳の男性従業員が、背中などにやけどをする全治1か月半の大けがをした。
当時、この建物の中には、ほかに従業員6人がいたが、いずれもけがはなかった。
警察によると、男性従業員が中間物質を円筒形の乾燥用の機械に入れていたところ、火が出たという。
また、有害な物質が漏れるなどの被害はなかった。
現場は、福井市と坂井市にまたがる工業団地「テクノポート福井」にある工場で、警察と消防は火事の原因を詳しく調べている。
出典
『化学工場で火災 1人大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054904861.html
5月23日付で毎日新聞福井版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時半ごろ、福井市白方町テクノポート3にあるM化学工業福井工場の第2乾燥工場から出火。
鉄骨平屋建て工場の天井部分約15m2を焼き、約40分後に消えた。
男性従業員(56)が背中などをやけどする重傷を負い、病院に搬送された。
警察によると、第2乾燥工場では出火当時、顔料などの製品を乾燥させる機械が稼働中。
男性従業員らが粉末物質を入れる作業中、この機械から出火したとみて、原因を調べている。
現場は、坂井市にまたがる日本海側の工業地帯。
この火災で消防車13台が出動したが、有害物質の流出は確認されず、避難した住民はいなかった。
福井工場では、インクなどの原料を生産しているという。
出典
『火災 三星化学工業福井工場で 男性従業員重傷』
http://mainichi.jp/articles/20180523/ddl/k18/040/247000c
(2018年7月4日 修正1 ;追記)
2018年5月23日付の福井新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、男性従業員が高さ約1.3mの乾燥機に粉末状の顔料の原料を注入していたところ、乾燥機から火が上がったという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。