2016年1月25日20時45分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
強い寒気の影響で記録的な寒さとなった兵庫県内で、25日、水道管などの凍結、破裂被害が相次いだ。
神戸新聞社のまとめでは、県内各市町の水道担当部署に計2000件以上の相談や問い合わせが相次ぎ、実際に配管が破裂するなどの被害は、確認できただけでも600件を超えた。
神戸市水道局によると、25日午後5時時点で問い合わせは855件、うち水道管破裂などの被害は311件あった。
5年前の寒波では2日間で約200件の被害があったが、それを大きく上回った。
氷点下4℃以下で水道管内の水が凍りやすくなるといい、神戸市では、19年ぶりに氷点下4℃を記録していた。
少なくとも西宮市でも110件、稲美町で90件、三田市で70件の被害を確認。
姫路市でも、「水が出ない」「給水管が破裂した」など、約400件の問い合わせがあったという。
1月の観測史上最も低い氷点下6.2℃を観測した三木市の緑が丘東小学校では給水管が破裂し、中庭に水が噴き出した。
播磨町でも幼稚園や小学校で蛇口が壊れたほか、公園でもトイレの水道管が割れるなど、14カ所で被害があった。
神戸市西区のプロ野球オリックスの室内練習場では、消火栓のバルブが凍結した影響で大量の水があふれ出し、選手らが練習内容を変更。
新温泉町でも水道管の破裂が相次ぎ、対応に走り回った業者は、「こんなことは10年ぶり。とても手が回らない」と悲鳴を上げていた。
神戸市消防局には、市内の社会福祉施設や病院から火災の自動通報が4件相次いだ。
同消防局が確認したところ、火災は起きておらず、スプリンクラーの配管が破裂し、水が出続けていたという。
市消防局は、「こんな被害はほとんどなかった。水道と違って少量ずつ水を出すなどの対策は難しい」と困惑していた。
26日も冷え込みが続くとみられ、各市町は凍結対策を呼びかけている。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201601/0008751478.shtml
(ブログ者コメント)
○この日は全国的に猛烈な寒波で、沖縄にみぞれが降るほどだった。
○滅多に冷え込まない地方でのスプリンクラー凍結防止対策は難しい。
凍結の恐れがあるからといって配管内の水を抜けば、万一の時に消火できなくなる。
かといって凍結して配管が破損すれば、消火できなくなる期間は、水を抜いた場合よりも長くなる。
その点についても、消防は困惑しているのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。