2016年1月28日付で毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前11時15分ごろ、浜田市旭町今市の製材業「今田建工」の倉庫2棟が突然、倒壊した。
敷地前の市道付近に立っていた近くの大工の男性(65)に柱が直撃し、搬送先の病院で死亡が確認された。
倉庫は、約40年前に建てられた木造平屋建て。
雪の重みに耐えられなくなった可能性があり、警察が詳しい経緯を調べている。
警察によると、男性は午前9時ごろから、雪で倒壊しかけた倉庫を補強するため、男性の長男、今田建工社長との3人で除雪などの準備作業をしていた。
男性は西側倉庫の倒壊に巻き込まれ、離れた場所にいた今田社長らにけがはなかった。
2人と、駆けつけた救急隊員が重機などを使って男性を救出。しかし、男性は全身を強く打っており、出血性ショックで死亡した。
今田社長の長男によると、倉庫の間には屋根が設けられ、はしごを支柱代わりにしていた。
27日朝、この屋根が落ちかかっているのが見つかり、今田社長が男性に補強工事を依頼。
実際の作業は午後からの予定だった。
今回の大雪で、屋根には最大70cm程度の雪が積もり、27日朝も20〜30cmほど残っていた。
昨季までの降雪で、屋根に被害はなかったという。
男性は、今田建工の元社員。独立し、親子で建築業を営んでいた。
現場は浜田市役所旭支所の南側にあり、商店や住宅などが建ち並んでいる。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160128/ddl/k32/040/468000c
1月28日15時17分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前11時15分頃、島根県浜田市旭町今市の製材所の作業場が、雪の重みで崩れ落ちた。
近くにいた近所の大工の男性(65)が、木造平屋の作業場の下敷きになった。
男性は、付近の人たちに助け出されたが、搬送先の診療所で死亡が確認された。死因は出血性ショックだった。
警察の発表などによると、作業場は複数の柱でトタン屋根部分を支え、壁がない造り。
屋根には雪が約20cm積もっていた。
作業場は、雪の重みで事故前には傾いており、男性は所有者から補修を依頼され、息子と2人で作業前に周辺を除雪していた。
現場は山間部の静かな集落で、浜田市旭支所の近くにある。
発生時、周囲には「ドーン」という音が鳴り響き、同支所の職員ら約10人が現場に駆けつけて救助にあたったという。
除雪用のスコップを持って駆けつけたという男性職員は、「大雪だったが、こんな事故が起きるとは思いもしなかった」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160128-OYT1T50052.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。