2016年1月28日13時36分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月28日19時36分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
電気製品の電源コードが繰り返し折り曲げられ、断線したことなどが原因で火災などが発生した製品事故は、全国で去年3月までの5年間に900件以上にのぼることが分かり、NITE=製品評価技術基盤機構は、電源コードは丁寧に取り扱うよう注意を呼びかけている。
製品事故を調査しているNITEによると、去年3月までの5年間にメーカーから報告された、電源コードや延長コードが発火したり発熱したりした事故は、全国であわせて947件にのぼっている。
このうち、459件で住宅などの火災が発生し、28人が死亡したという。
製品別では、「延長コードや、複数のコンセントを接続できるテーブルタップ」262件、「アイロンやヘアドライヤーなど手に持って使う電気製品のコード」188件、「電気ストーブやこたつなど電気暖房機器のコード」113件などの順に多かった。
事故の原因を詳しく見ると、電源コードが繰り返し折り曲げられたり、机やいすの下敷きになったりして、コードの内部が断線したケースが最も多くなっている。
また、電源プラグとコンセントの間にほこりや水、洗剤などが付着して火花が発生したケースや、定められた消費電力を超えてテーブルタップを使用し、発熱したケースなどが目立っているという。
このため、NITEは、電源コードは丁寧に取り扱うことや、電源プラグのまわりは定期的に掃除をしてほこりを取り除くことなど、注意を呼びかけている。
NITEの池谷課長は、「生活に身近な電源コードは危険性を感じにくいものだが、扱いを誤れば重大な事故につながるデリケートなものなので、丁寧に扱うことが大切です」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160128/5409911.html
http://this.kiji.is/65351172715169276?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
NITEのHPに「配線器具等による事故にご注意ください」というタイトルのプレスリリースが1月28日付で掲載されていた。
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2015fy/prs16012801.html
当該記事中、具体的な事故事例や事故防止のための対策などが詳細に記された資料が添付されている。
主な事故事例として挙げられているのは、下記6件。
① 電源コードに過度な繰り返しの引っ張りや屈曲・荷重等の負荷が加わったため、断線 してショート、発火
② 電源コードの改造・修理で不適切な接続(ねじり接続等)を行ったため、接触不良が 生じ異常発熱
③ ほこりの付着や水分、洗剤等の浸入によってトラッキング現象が生じて発火
④ 電源プラグ栓刃の根元に導電性の異物が接触したため、ショートしてスパークが発生
⑤ 接続可能な定格を超えて電気製品を使用したため、電源コードが異常発熱
⑥ 電源プラグ栓刃が変形・破損したため異常発熱
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。