2016年9月27日19時11分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前11時半ごろ、東根市の神町駐屯地で、第20普通科連隊の男性隊員がレンジャーを養成する訓練中にふらついたあとに倒れた。
まわりにいた指導教官らが自衛隊の救急車の車内で水分補給などの処置を行い、呼びかけにも応じる状態だったが、午後2時20分ごろ、心肺停止の状態になったという。
このため、病院に運ばれ手当てを受けたが、およそ3時間後の午後5時45分に、死亡が確認された。
自衛隊によると、死因はまだわかっていないという。
隊員は、特に体力や技術が優れる「レンジャー」を目指す訓練に参加し、当時、他の隊員とともに、小銃を抱えながら16kmを走る訓練を敷地の中で行っていたという。
自衛隊によると、神町駐屯地で行われたレンジャー養成の訓練中に死亡したのは、昭和48年と昭和60年についで3人目だという。
自衛隊は、死亡の原因を究明するため検証する組織を立ち上げ、隊員への安全配慮に問題がなかったかなどを、今後、調べることにしている。
出典
『レンジャー養成訓練で隊員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023017811.html?t=1475008945694
9月27日付でさくらんぼテレビからは、当駐屯地での訓練中の死亡事故は6件目だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日、東根市の神町駐屯地で、走る訓練をしていた男性隊員が突然倒れ、死亡した。
死亡したのは、陸上自衛隊第6師団・第20普通科連隊所属の2等陸曹の男性。
第6師団によると、男性隊員は26日昼前、神町駐屯地内で戦闘服と小銃を装備し、長距離を走る訓練をしていたところ、10kmほど走った所で突然倒れた。
約2時間後に心肺が止まった状態となり、搬送された病院で死亡が確認された。
死因は分かっていない。
男性隊員に持病はなく、事前の健康診断でも異常は確認されなかった。
26日の訓練は、災害や戦闘などの過酷な環境に適応できる体力や精神力を養う「レンジャー訓練」の一環で、神町駐屯地が発足して以降、訓練中の死亡事故はこれが6件目。
第20普通科連隊西村連隊長は、「死亡事故が起きたのは極めて残念。対策を確立していきたい」と話している。
出典
『レンジャー訓練中の自衛隊員が死亡』
http://www.sakuranbo.co.jp/news/2016/09/27/post-1120.html
(ブログ者コメント)
訓練中の死亡事故件数が3件あるいは6件と報じられているが、記事の内容から類推するに、レンジャー訓練中の死亡事故が3件で、その他の訓練を合わせると6件・・・ということかもしれない。
(2017年11月30日 修正1 ;追記)
2017年11月27日12時34分にNHK山形から、死因は熱中症だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年9月、東根市の陸上自衛隊神町駐屯地でレンジャーと呼ばれる、技術や体力にすぐれた隊員を養成する訓練が行われた際、男性の隊員が突然倒れて、その後、搬送先の病院で死亡した。
死因は熱中症と診断され、内部調査の結果、水分補給が適切に行われず、病院への搬送も遅れていたことがわかったという。
これを受けて自衛隊は、27日づけで、救護の責任者だった3等陸曹を減給15分の1、1か月に、そのほか、救護を担当した隊員や、当時の訓練の責任者などあわせて5人を、減給や戒告の処分にした。
第20普通科連隊の直井連隊長は、「死亡事故が起きたことは極めて残念で、2度と起きないよう、再発防止や隊員の教育を徹底していきたい」とコメントしている。
出典
『訓練中に隊員死亡で6人懲戒処分』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023055921.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。