2017年7月28日20時5分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室蘭市消防本部は、消防車が出動する際、来月・8月1日から、火事に対応する出動とそれ以外の出動を区別できるよう、サイレンの音を変えることになった。
室蘭市の消防車のサイレンは、8月から音を聞けば、火事かそれ以外の出動かを区別できるようになる。
具体的には、火事の出動の際は鐘の音が入る。
一方、火事以外の出動の際は鐘の音は入らない。
室蘭市の消防車の出動は去年1年間に717件で、このうち火事での出動は4.6%だった。
火事以外の出動が多くなっているが、これは救急車を消防隊がバックアップするような出動が多いということだ。
取材したこの日、救急車の出動要請は立て続けに3件入った。
その結果、一時、3台の救急車すべてが出払ってしまった。
次に救急対応が必要な場合に出動するのは消防車。
救急車が到着するまでの間、消防隊員が救命措置などに当たるためだ。
このとき、問題になっていたのが、このサイレンだった。
サイレンだけでは、火事か、火事以外の出動かは区別できないため、こうした状況では「どこで火事が起きたのか」と住民から問い合わせがよせられ、業務に支障が起きかねない状況になっていたのだ。
室蘭市消防本部の佐藤警防課長は、「サイレンを変更することにより、問い合わせも減るのではないかと期待しています」と話す。
このサイレンの変更は、旭川市や函館市、小樽市などでは、室蘭市と同じように、鐘の音がついたら火事、鐘の音がない場合はそれ以外の出動と、すでに使いわけている。
また、室蘭市のとなりの登別市でも、来月1日から同じようにサイレンを使い分ける。
室蘭市の消防は、通報以外の火事の問い合わせは、なるべくメールサービスや自動音声による電話案内サービスを活用して欲しいと話している。
出典
『室蘭 消防車のサイレン変更』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170728/5313461.html
(ブログ者コメント)
この鳴り分けは全国的に行われているらしく、ざっと調べただけで、以下で同じ対応をしていた。
茨城県高萩市
新潟県糸魚川市、十日町市
富山県黒部市
群馬県沼田市
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。