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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(201093日  旧ブログ掲載記事)
以下の趣旨の記事が、ネットに掲載されていた。

午後5時40分すぎ、住友化学の関係会社であるエスエヌ化成第一工場から出火。鉄骨4階建ての3、4階部分が焼け、午後9時前に鎮火した。ケガ人なし。
4階で自動車や電化製品の部品などに使うABS樹脂に着色するための着色剤などを混合し、3階のタンクに配管を通じて移送している際に着火したとのこと。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201004/2010042900464   
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/100511/ehm1005112047002-n1.htm 


また、朝日新聞愛媛版(聞蔵)に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。

5月1日付)
工場(延べ面積約6060m2)のうち、3、4階の計約2000m2が焼け、約5時間半後にいったん鎮火したが、30日午前2時45分ごろに4階部分の一部に炎や煙があがり、再び消し止めた。29日夜には60代の男性が、30日には高校生2人がのどの痛みのため、病院で診察を受けた。

5月12日付)
11日、エスエヌ化成の社長らが県庁と市役所を訪れ、火災の原因と再発防止策などをまとめた報告書を提出。あらためて陳謝した。
報告書によると、ABS樹脂を製造する工場で、原料の樹脂と添加剤を混ぜ合わせてタンクに移す際、原料に帯電した静電気がタンク内の粉じんに放電して着火し、爆発したとのこと。静電気を逃がすアースを設置していながら除電が不十分だったことについて、粉じんや塗料のくずが付着してアースを弱くしたと考えているが、想定はできていなかった、と説明した。
住友化学では、愛媛工場で昨年4、5月に塩素ガスの漏出が相次ぎ、今年4月22日にも塩酸漏れトラブルが発生していることから、工場全体の安全管理を強化し、全従業員に防災教育を徹底するほか、市消防本部に迅速に通報するためのオートダイアルを導入する。


[事故原因]

住友化学がプレスリリースした報告書に、以下のように原因が記載されていた。

混合機で混合した原料を中間タンクへ移す際、原料に帯電した静電気が中間タンク内で生じていた粉塵雲に放電して着火し、爆発。その後、中間タンク内で発生した粉塵爆発が混合機から集塵ダクト、集塵機へと着火伝播し、複数回の粉塵爆発を発生させ、樹脂原料等にも延焼した。
原料の静電気帯電対策としては、中間タンクに鰐口クリップによる接地接続をしていたが、除電効果が不十分であったために放電着火したのではないかと推測する。

http://www.sumitomo-chem.co.jp/japanese/gnews/news_pdf/20100512_1.pdf


(ブログ者コメント)

タンク本体から粉じん雲に向けての放電は、ちょっと考え難い。タンク本体から接地不良になっていた鰐口クリップに向けての放電であれば納得できるのだが・・・。

    Keyword ; dust explosion , accident , static electricity





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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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