2016年9月4日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月2日7時7分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市発寒清掃工場(札幌市西区)の煙突にできたさびが風で飛び散り、少なくとも半径約200mの建物数棟と車両約200台に付着していたことが、市への取材で分かった。
市は損害賠償を進めており、賠償総額は数千万円に上る可能性がある。
市によると、ダイオキシンや重金属などの有害物質は含まれていないという。
さびは、可燃ごみ焼却炉の煙突(高さ約100m)のノズルカバーにでき、雪や雨に交じり、強風時に飛び散ったとみられる。
さびはさまざまな形状で、大きいもので2~3cm。
今年2月、周辺の会社から「建物などにさび色の付着物がある。工場から出たのではないか」と問い合わせがあり、市が半径200mを対象に調査し、付着物の成分から、4月に煙突のさびと断定した。
5月から賠償手続きを始め、これまでに車46台分、約800万円を賠償した。
車の塗装や建物外壁に貼り付いたさびの除去費用という。
調査範囲外の被害も、工場からのさびと認められれば賠償するという。
市によると、ノズルカバーを2014年6月にステンレス製に替えて以降、さびが飛び散っていた可能性があるという。
市は、飛散が始まった時期は不明と話す。
市は、「カバーは雪解け水などがたまりやすい形状で、さびができやすい」としており、今年3月以降、ノズルカバーの清掃を続け、8月にカバーを樹脂製に戻した。
出典
『清掃工場煙突 さび飛散 周辺建物や車に付着』
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160904-OYTNT50002.html
『清掃工場の煙突からさび飛散 札幌、車150台以上被害』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0311550.html
(2017年6月2日 修正1 ;追記)
2017年5月31日7時0分に北海道新聞から、倍賞総額に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
札幌市の発寒清掃工場(西区発寒15の14)で2014年6月以降、煙突からさびが周辺に飛散していた問題で、付着被害を受けた建物や自動車の補修に伴う損害賠償が総額約1億6千万円に上ることが30日、分かった。
対象は、法人12社の施設や個人の車両約150台などに上った。
市は、今秋までに賠償手続きを終えるという。
市環境局環境事業部は、「多額の税金を使い、大変申し訳ない。施設の改修時には事故のないよう慎重に進めたい」と陳謝している。
出典
『発寒清掃工場のさび飛散 札幌市の賠償額1億6千万円に 「多額の税金、申し訳ない」 2016.9.12に追記』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0405307.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。