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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年12月20日23時1分にNHK徳島から、12月21日付で読売新聞徳島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
阿南市にある日本電工徳島工場の敷地内で、地下水から国の基準を最大で1万5800倍上回る有害物質の六価クロムが検出されたことが分かった。

日本電工が20日、会見して明らかにしたところによると、日本電工徳島工場ではクロム製品を生産する工場を12月で閉鎖するのに伴い、今年6~8月にかけて、敷地内の28地点で地下水と土壌の調査を行った。
その結果、
土壌は8か所、同じ地点から採取した地下水は4か所で基準値を上回った。それぞれ、国の基準に対し、地下水で最大1万5800倍、土壌で最大400倍の六価クロムが検出されたという。

六価クロムの処理技術が確立された平成7年以前に出たクロムの残りかすを敷地内で埋め立てたり、仮置きしていたことが原因と考えられるという。
平成7年には処理技術が確立、平成17年以降は製造過程の変更で不純物が出ていないという。

日本電工や県によると、これまでに従業員や住民の健康被害は確認されておらず、工場周辺の海でも六価クロムは検出されていないということで、日本電工では、周辺の土壌をコンクリートの壁で囲むなど対策を行うことにしている。
会見した日本電工の小林経営企画部長は、「周辺の皆様にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と陳謝した。


県と市が20日、工場周辺の2ケ所の井戸から地下水を採取したところ、六価クロムは検出されなかったという。
県と市ではこの他にも工場周辺で井戸が確認された場合、調査を行うことにしている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8024301021.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8024318771.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20121220-OYT8T01500.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
この事例は処理技術未確立時代の遺物だということだが、現在ほど環境意識が高くなかった時代、処理技術は確立されているものの低コストという理由で有害物質を敷地内に埋め、あるいは地下浸透に思いを馳せず密閉性のない仮設備の中に入れるなどして、結局、今になって当時かかったであろう費用の何百倍、何千倍の対策費を支払っている・・・そんな企業もあることだろう。

 


(2013年2月13日 修正1 追記)

20132122137分にNHK徳島から、汚染対策が決まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


この問題で対応を話し合ってきた県の協議会が12日、汚染対策をまとめた。


県庁で開かれた会合には、県の関係部局や阿南市の担当者、それに日本電工の工場長など、およそ20人が出席した。


はじめに応急対策が報告され、工場敷地内の地下水で汚染濃度が最も高かった場所のすぐ近くに今月25日から新たに井戸をつくり、地下水のくみ上げ量を増やすことが説明された。


続いて、恒久的な汚染対策として、クロム製品を生産していた工場がある場所などから地下水が外部へ漏れ出さないようにするための対策案などが提案され、了承された。
それによると、ことし4月から11月にかけて、生産工場などの周囲1500mあまりを深さ11m、厚さ50cmのコンクリートの壁で囲う対策を行うとしている。
また、コンクリートの壁が完成したあと、工場の建物を解体、さら地にしてアスファルトで舗装することにしている。


県と日本電工は、コンクリートの壁が完成するまでの期間、年4回、地下水や周辺の海域などで汚染がないかモニタリング調査を続けることにしている。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8025357711.html





(2013年12月25日 修正2 ;追記)

 

201312242027分にNHK徳島から、対策工事が完了したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

汚染のおそれがある区域をセメントで囲う対策工事が完了したことが、24日開かれた連絡協議会で報告された。


24日、県庁で開かれた連絡協議会には、日本電工や県の担当者らが出席した。
この中で、日本電工の担当者は、地下水が流出して汚染が拡大するのを防ぐために行ってきた、工場の地下を深さ11m、厚さ50cmのセメントで囲う対策工事が、ことし10月に完了したと報告した。


県の担当部署は、これまで4回にわたって工場の敷地内や周辺で行った検査では、地下水や土壌などから、いずれも六価クロムは検出されていないと説明した。
また、これまでに、健康被害は確認されていないという。

 

県や日本電工では、今後1年間は3か月ごとに定期検査を行って、汚染が広がっていないか監視していくことにしている。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023990491.html?t=1387920052757

 

 

 



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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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