本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年9月29日11時18分に日テレNEWS24(南海放送)から、同日4時49分にNHK松山から、また9月29日付で毎日新聞愛媛版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後6時15分ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場の肥料やウレタンなどの原料となる硝酸を製造する施設で、ポンプの配管の弁の付近から硝酸液が漏れ出した。
この事故で、現場に駆けつけた36歳の男性作業員が首に霧状の硝酸液を浴びて軽いやけどを負い、病院に運ばれた。
警察によると、男性は意識があり、自力で歩けるという。
プラントを制御するコンピューターが異変を感知し、男性はその確認のため現場に向かったところ硝酸を浴びたらしい。
住友化学では、事故発生の3分後に硝酸の生産ラインを緊急停止し、現在、漏れ出した硝酸液の量などを調べている。
警察と消防では、29日午前から作業員に話しを聞き、事故当時の状況などを確認していて、現場の安全が確認されたあと実況見分を行い、硝酸液が漏れ出した原因などについて詳しく調べることにしている。
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8782298.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005370901.html
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120929ddlk38040690000c.html
一方、9月30日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からは、漏洩発見時の状況について、上記とは異なる情報がネット配信されていた。
工場長らは29日、会見した。
同工場によると、28日午後4時ごろから作業員2人がパトロールし、同6時ごろに異臭を感じたため確認していたところ、うち1人がプラントの配管付近から突然漏れた硝酸を首の後ろに浴びたという。
(2012年10月23日 修正1 ;追記)
事故調査結果が報道されたが、各社、特に漏れた原因について微妙に報道のニュアンスが違う。
どの記事が正か判断しかねるので、各社ネット配信記事の趣旨を併記する。
(2012年10月15日 あいテレビ)
事故をうけ、原因を調べていた住友化学がきょう、会見を開き、配管のふたを止めるボルト8本のうち5本が腐食し脱落していたとする調査結果を発表した。
このボルトは今年3月に交換したばかりで、8月には、ふたの周囲に硝酸のにじみ跡が確認されていたが、住友化学ではボルトを締め直す処置にとどめていた。
ボルトの腐食や緩みの原因は不明だが、会社では今後、より強いステンレス製のボルトに交換するなどして再発防止を図る方針。
一方、報告を受けた市の消防は、きょう付けで工場の使用停止命令を解除した。
出典URL
http://www.itv-ehime.co.jp/catch/news_detail.php?date=20121015&no=0005
(10月15日18時44分 NHK松山)
住友化学は15日、事故の原因や再発防止策をまとめた報告書を市の消防本部に提出した。
住友化学によると、硝酸が入っているタンクどうしをつなぐ配管のバルブの鉄のボルトが8本のうち5本脱落していたという。
バルブでは事故の前に硝酸のにじみ跡が見つかり、シートで覆うなどの応急処置をとっていたが、漏れ出た硝酸によって、鉄のボルトが腐食して緩んだとみられている。
住友化学では再発防止策として、ボルトを腐食しにくいステンレス製のものに替えることや、応急措置をした後は速やかに修理を行うことなどをあげている。
副工場長は「関係者の皆様にご迷惑おかけしまして、深くお詫び申し上げます。再発防止策にとどまらず、設備の弱点の掘りおこしなどを続けていきます」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005750441.html
(10月17日13時9分 NHK松山)
17日、住友化学の工場長ら3人が県庁を訪れ、検証作業の結果からわかった事故の原因や再発防止策を盛り込んだ報告書を提出した。
このなかで、住友化学は、事故についてタンクから硝酸を抜き出すポンプの逆流を防ぐ弁の付近から硝酸がしみだして、鉄製のボルト5本が腐食して緩んだのが原因だと報告した。
そして、再発防止のために
□配管などに使われるボルトを鉄製から腐食しにくいステンレス製に替える
□設備のパトロールを強化したりする
などの対策をとると説明した。
これを受けて、県民環境部長は、「しっかりと安全対策を見直していただきたい」と述べた。
住友化学によると、硝酸の製造プラントは19日にも再稼動する予定で、平成25年秋までに工場内に90あるすべてのプラントについてもボルトなどの点検を行うことにしている。
工場長は「今後、事故が起こりうる部分についてボルトをステンレス製に替えるなど、安全性の確保に取り組んでいく」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005758071.html
(10月17日18時48分 愛媛朝日テレビ)
17日住友化学が、県に、事故原因などに関する報告書を提出した。
報告書によると、事故があった配管に取り付けられていた鉄のボルトが締め付けが弱く、そこから硝酸が漏れだし、ボルトが腐食したことが原因としている。
住友化学愛媛工場ではボルトを締める強さが足りなかったと見ていて、再発防止策として、ボルトを締める力を確認するとともに、腐食に強い、ステンレス製のボルトに取り替える予定。
住友化学愛媛工場ではただちに再発防止策を実施し、10月19日から事故があった工場を再稼働するとしている。
出典URL
http://eat.jp/news/index.html?date=20121017T184838&no=3
(ブログ者コメント)
住友化学のHPにアクセスしたが、調査結果は掲載されていなかった。
報道された内容をまとめると、以下のような状況だったのかもしれない。
□3月、硝酸ポンプの吐出チェッキ弁フランジ(ボンネット?)のボルトを交換。
□8月、当該フランジの周囲に硝酸のにじみ跡を確認。ボルトを増締めし、当該場所をシートで覆う応急処置をとった。
□にじみ出た硝酸によって、(ボンネット?)フランジのボルトが腐食した。
□9月、(ボンネット?)フランジのボルト8本のうち5本が腐食で脱落し、当該部位から硝酸が霧状に噴出した。
28日午後6時15分ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場の肥料やウレタンなどの原料となる硝酸を製造する施設で、ポンプの配管の弁の付近から硝酸液が漏れ出した。
この事故で、現場に駆けつけた36歳の男性作業員が首に霧状の硝酸液を浴びて軽いやけどを負い、病院に運ばれた。
警察によると、男性は意識があり、自力で歩けるという。
プラントを制御するコンピューターが異変を感知し、男性はその確認のため現場に向かったところ硝酸を浴びたらしい。
住友化学では、事故発生の3分後に硝酸の生産ラインを緊急停止し、現在、漏れ出した硝酸液の量などを調べている。
警察と消防では、29日午前から作業員に話しを聞き、事故当時の状況などを確認していて、現場の安全が確認されたあと実況見分を行い、硝酸液が漏れ出した原因などについて詳しく調べることにしている。
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8782298.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005370901.html
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120929ddlk38040690000c.html
一方、9月30日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からは、漏洩発見時の状況について、上記とは異なる情報がネット配信されていた。
工場長らは29日、会見した。
同工場によると、28日午後4時ごろから作業員2人がパトロールし、同6時ごろに異臭を感じたため確認していたところ、うち1人がプラントの配管付近から突然漏れた硝酸を首の後ろに浴びたという。
(2012年10月23日 修正1 ;追記)
事故調査結果が報道されたが、各社、特に漏れた原因について微妙に報道のニュアンスが違う。
どの記事が正か判断しかねるので、各社ネット配信記事の趣旨を併記する。
(2012年10月15日 あいテレビ)
事故をうけ、原因を調べていた住友化学がきょう、会見を開き、配管のふたを止めるボルト8本のうち5本が腐食し脱落していたとする調査結果を発表した。
このボルトは今年3月に交換したばかりで、8月には、ふたの周囲に硝酸のにじみ跡が確認されていたが、住友化学ではボルトを締め直す処置にとどめていた。
ボルトの腐食や緩みの原因は不明だが、会社では今後、より強いステンレス製のボルトに交換するなどして再発防止を図る方針。
一方、報告を受けた市の消防は、きょう付けで工場の使用停止命令を解除した。
出典URL
http://www.itv-ehime.co.jp/catch/news_detail.php?date=20121015&no=0005
(10月15日18時44分 NHK松山)
住友化学は15日、事故の原因や再発防止策をまとめた報告書を市の消防本部に提出した。
住友化学によると、硝酸が入っているタンクどうしをつなぐ配管のバルブの鉄のボルトが8本のうち5本脱落していたという。
バルブでは事故の前に硝酸のにじみ跡が見つかり、シートで覆うなどの応急処置をとっていたが、漏れ出た硝酸によって、鉄のボルトが腐食して緩んだとみられている。
住友化学では再発防止策として、ボルトを腐食しにくいステンレス製のものに替えることや、応急措置をした後は速やかに修理を行うことなどをあげている。
副工場長は「関係者の皆様にご迷惑おかけしまして、深くお詫び申し上げます。再発防止策にとどまらず、設備の弱点の掘りおこしなどを続けていきます」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005750441.html
(10月17日13時9分 NHK松山)
17日、住友化学の工場長ら3人が県庁を訪れ、検証作業の結果からわかった事故の原因や再発防止策を盛り込んだ報告書を提出した。
このなかで、住友化学は、事故についてタンクから硝酸を抜き出すポンプの逆流を防ぐ弁の付近から硝酸がしみだして、鉄製のボルト5本が腐食して緩んだのが原因だと報告した。
そして、再発防止のために
□配管などに使われるボルトを鉄製から腐食しにくいステンレス製に替える
□設備のパトロールを強化したりする
などの対策をとると説明した。
これを受けて、県民環境部長は、「しっかりと安全対策を見直していただきたい」と述べた。
住友化学によると、硝酸の製造プラントは19日にも再稼動する予定で、平成25年秋までに工場内に90あるすべてのプラントについてもボルトなどの点検を行うことにしている。
工場長は「今後、事故が起こりうる部分についてボルトをステンレス製に替えるなど、安全性の確保に取り組んでいく」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005758071.html
(10月17日18時48分 愛媛朝日テレビ)
17日住友化学が、県に、事故原因などに関する報告書を提出した。
報告書によると、事故があった配管に取り付けられていた鉄のボルトが締め付けが弱く、そこから硝酸が漏れだし、ボルトが腐食したことが原因としている。
住友化学愛媛工場ではボルトを締める強さが足りなかったと見ていて、再発防止策として、ボルトを締める力を確認するとともに、腐食に強い、ステンレス製のボルトに取り替える予定。
住友化学愛媛工場ではただちに再発防止策を実施し、10月19日から事故があった工場を再稼働するとしている。
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□3月、硝酸ポンプの吐出チェッキ弁フランジ(ボンネット?)のボルトを交換。
□8月、当該フランジの周囲に硝酸のにじみ跡を確認。ボルトを増締めし、当該場所をシートで覆う応急処置をとった。
□にじみ出た硝酸によって、(ボンネット?)フランジのボルトが腐食した。
□9月、(ボンネット?)フランジのボルト8本のうち5本が腐食で脱落し、当該部位から硝酸が霧状に噴出した。
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。