2020年8月1日付で毎日新聞佐賀版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前9時40分ごろ、唐津市二タ子の九州電力旧唐津発電所で、解体作業に立ち会っていた福岡市南区那の川の九電社員、重水さん(男性、48歳)が高さ約65メートルの鉄塔の階段を登っている途中に転落した。
重水さんは頭を強く打ち、約35分後に現場で死亡が確認された。
唐津署によると、転落直後、地上にいた現場作業員の男性が「作業中に転落し、意識がない」と119番した。
重水さんは1人で鉄塔を登っていたとみられ、どこから落ちたかは目撃されていないという。
重水さんは地上6~7メートルの高さにある配管に転落した。
事故原因などを調べている。
旧唐津発電所は高さ180メートルの煙突が「唐津湾のシンボル」として親しまれてきたが、老朽化に伴い廃止され、今年4月から解体作業が始まっていた。
九電によると、事故当時、現場では煙突を支える鉄塔などの撤去作業中だった。
重水さんは勤務26年4カ月のベテラン「副長」で、本社土木建築本部土木建築技術センターの保全改革グループに所属。
ほぼ毎週木、金曜に唐津の現場に来て、安全確保のルールが順守されているか、鉄塔付属の階段を上り下りして管理・監督する業務に当たっていたという。
転落した際に具体的に何をしていたかは不明といい、九電は撤去作業を中断して原因を調査し、再発防止を図るとした。
https://mainichi.jp/articles/20200801/ddl/k41/040/371000c
7月31日17時27分にNHK佐賀からは、20m以上のところから転落したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前9時半過ぎ、唐津市二タ子にある「旧唐津発電所」の煙突の撤去工事の現場で、工事の進捗状況を確認するため煙突の階段を登っていた九州電力の社員、重水さん(男性、48歳)が高さ20メートル以上のところから転落しました。
重水さんは10メートル以上落下して煙突の周囲にある配管に全身を激しく打ち、現場に駆けつけた医師がまもなく死亡を確認しました。
九州電力によりますと、重水さんは命綱を装着したということで、警察が事故原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20200731/5080006596.html
7月31日14時23分に佐賀新聞からは、配管ラックの上に落ちたという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
唐津署などによると、男性は鉄塔に上がる階段を1人で上っていたところ、何らかの原因で転落し、地上から約6~7メートルの高さにある配管ラックに引っ掛かったという。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/555466
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
階段の踊り場には手すりらしきものも見える。
(2021年2月22日 修正1 ;追記)
2021年2月21日10時1分にYAHOOニュース(佐賀新聞)から、今度は開口部から作業員が転落死したという情報がネット配信されていたが、その記事中、以下の記述があったので紹介する。
旧唐津発電所では20年7月、解体中だった3号煙突の階段を上っていた九電の40代男性社員が転落し、死亡した。
原因は不明だが、唐津労働基準監督署の調査で、階段や踊り場にある手すりの高さや作業床、踏み板の幅などに問題がなかったことが確認されている。
煙突の解体工事は20年4月から本格化し、7月の転落事故を受けて2カ月中断した。
10月に再開し、21年5月までに完了させる予定だったが、今回の事故で再び中断し、中断期間も未定としている。
九電は「事故原因を調査し、再発防止に努める」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/956ad5cbfea5c95c134fd4b23d4747d5596c311a
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。