2013年10月24日付で中国新聞から、10月24日19時31分に毎日新聞から、それぞれ写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前1時55分ごろ、広島市西区商工センター7丁目の市道交差点で、「信号を待っていたら信号機が落ちてきた」と、タクシー運転手男性から110番があった。
広島県内では9月下旬以降、信号柱や道路標識が相次いで折れている。
警察によると、信号柱はコンクリート製で1978年に設置され、35年が経過していた。
財務省令で定められている信号機の柱の耐用年数は42年。
地上から約4.7mの部分で折れ、外れた信号機(重さ24kg)は横断歩道上の路面にぶつかって壊れた。
男性の目撃証言から、柱は突然折れたとみている。
通行人や通行車両に被害はなかった。
警察は車両通行止めとし、柱を鉄製の棒で応急的に補修した上で信号機を交換。午前7時に規制を解除した。
市内では、9月26日に西区観音町の市道交差点で信号柱が折れて傾いた。
今月9日には呉市広中町の市道で、道路標識の支柱が折れている。
いずれも老朽化で支柱が腐食していた。
出典URL
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201310240146.html
http://mainichi.jp/select/news/20131025k0000m040020000c.html
ちなみに、広島市で行われている信号柱緊急点検の様子が、2013年10月24日12時54分にNHK広島から、下記趣旨でネット配信されていた。
広島市で先月、設置から40年以上がたったコンクリート製の信号機の柱が折れて傾いたことを受けて、警察は信号機の柱の緊急点検を行っている。
この緊急点検は先月、広島市西区観音町の交差点で、設置されて47年がたったコンクリート製の信号機の柱が折れて傾いたことを受けて、今月10日から広島県警が始めたもので、国が定めた42年の耐用年数を超えた柱のうち、建て替えが検討されていない220本余りが対象になっている。
24日は広島市中区住吉町の交差点で、設置から50年がたった柱の点検が行われ、警察から委託を受けた業者が柱をカメラで撮影し、表面の様子を確認した。
また、柱をハンマーでたたいて、ひび割れたりもろくなったりしている場所がないかを調べた。この柱には異常はみられなかったという。
県内では、24日未明にも広島市西区商工センターで設置から35年と国が定めた耐用年数に達していない信号機の柱が折れ、警察が原因を調べている。
警察では、今回の緊急点検で柱の劣化が確認された場合、計画を繰り上げるなどして建て替えることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4005383401.html?t=1382647302510
(ブログ者コメント)
過去の点検実績の報道に関し、上記2紙でニュアンスは違っていた。
中国新聞の記事は昔実施した点検、毎日新聞の記事は現在実施している点検のことかもしれない。
(中国新聞)
この信号柱は、11年8月の緊急点検では「倒壊の恐れはない」と判断されていた。
(毎日新聞)
県警は耐用年数を過ぎた信号柱約220基を緊急点検していたが、今回の信号柱は対象外だった。
(2013年12月12日 修正1 ;追記)
2013年12月11日17時42分に朝日新聞から、建て替えが追い付かないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
信号機の柱や道路標識が折れたり倒れたりするトラブルが今秋、広島県内で相次いだ。
重さ20kg以上の信号が歩行者や車の上に落下すれば、事故になりかねない。
県警は、年度内に建て替える信号柱を当初の計画から40本増やし、166本とする方針だが、信号柱は今後年200~300本のペースで耐用年数(42年)を超えていき、建て替えが追いつかない恐れがある。
9月26日未明、広島市西区観音町の交差点で鉄筋コンクリート製信号柱が地上1.7mの部分で折れ曲がった。10月9日には呉市で、駐車禁止と速度制限を示す鋼管製の道路標識が根本から折れた。
県警交通規制課は、老朽化が原因とみて、翌10日から大蔵省令で定める耐用年数42年を過ぎたコンクリート製の信号柱367本の緊急点検を始めた。
しかし、そのさなかの10月24日未明にも、広島市西区の交差点で、信号柱が直角に折れ、重さ24kgの信号機が地面に落下。けが人はいなかったが、この信号柱は35年前に建てられたもので、点検対象に含まれていなかったという。
このほかに「外観上の損傷が認められ、計画的な建て替えが必要」とされた信号柱が277本あり、県警は予算の使途を見直し、20本程度の建て替えに振り向けるが、「予算に限界がある」という。
直角に折れた広島市西区の信号柱のように耐用年数に達していない柱は「なぜ倒れたか分からない。点検の方法を変えないといけない」(同課)とさらに悩ましい。呉市で折れた鋼管製の標識は、そもそも耐用年数が設定されておらず、対策が難しいという。
警察庁によると、全国でも2012年までの5年間に信号柱の倒壊が10件発生。12年度の補正予算で補助金約18億3千万円を確保した。
しかし、県内では今後、年間に最大300本が耐用年数の42年を超えていく見込みだ。今の建て替えペースでは間に合わないという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/OSK201312090112.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。