2013年8月13日23時4分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前6時40分ごろ、倉敷市生坂、山陽自動車道の倉敷高架橋(延長約1.3km、幅14m)下り線から約7m下の市道(幅3m)に重さ約35kgの鋼板が落ちているのを通行人が見つけ110番した。けが人はなかった。
西日本高速道路中国支社によると、鋼板は縦1m、横0.5m、厚さ9mm。
コンクリート製の橋桁間のつなぎ目を覆う遮音壁の一部で、片側1列をボルト5本で固定してあった。
連日の酷暑の影響で周囲のコンクリートが想定以上に熱で膨張し、近くの支柱と鋼板が接触、負荷がかかりボルトが破断したとみられる。
同高架橋は1988年建設。2009年1月の点検で異常は見つかっていなかった。
同支社は高架橋を緊急点検し、3カ所で同じ構造の鋼板を撤去。同様の事故報告はこれまでになく、今後管内で類似箇所を点検する。
同社は「近隣住民や市道の利用者に迷惑と心配を掛け、深くおわびする。再発防止に向け、適切な維持管理に努めたい」としている。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013081323041191/
8月15日0時18分にNHK岡山からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省高速道路課では、「鋼板は、横にある支柱と接触して落下したとみられ、連日の猛暑でコンクリートなどが膨張した影響が考えられる」という内容の説明を受けているという。
通常、こうした橋梁の付属物は、暑さでコンリートなどが膨張した場合に備えて、周辺に十分な隙間を設けるよう設計するというが、西日本高速道路の説明では、落下した板のすぐ近くに支柱があり、本来、必要な隙間が十分になかったとみられるという。
国交省では、西日本高速道路から、「設計時の対応に不備があった」と報告を受けていて、板の取り付け位置に問題があり、適切な位置に取り付けていれば防げた問題だとしている。
また、現時点では、西日本高速道路だけでの特異な事例だとして、ほかの高速道路会社に対しては情報提供だけを行い、調査や点検などは求めていない。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023769621.html?t=1376523612452
8月17日12時23分にNHK岡山からは、緊急点検結果、類似場所などの鋼板28枚を撤去したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本高速道路が中国地方の高架橋の緊急点検を行った結果、岡山県内の4か所と山口県内の1か所の合わせて5か所で、同じように落下の恐れのある場所が見つかり、板を撤去した。
また、取り付け位置に問題はなかったものの、高架橋の下に道路があるなど、板が落下した場合に被害が出る恐れのある場所が岡山、広島、山口の3つの県で23か所あり、この場所についても、念のために板を撤去したという。
西日本高速道路中国支社では、「今後も定期点検を行うほか、暑さでコンクリートが膨張しても影響のないよう板の取り付け位置を工夫して再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023836251.html?t=1376774477304
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。