2013年8月14日20時23分に朝日新聞から、同日20時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バッテリートラブルが相次いだボーイング787型機で、全日空が運航する3機にエンジン用消火器の取り付けミスがあったことがわかった。
14日、全日空は部品交換のため1便の出発を遅らせ、日本航空も点検のため運航中の1便が引き返した。
全日空と、報告を受けた国交省によると、羽田空港を14日午前1時に出発予定のフランクフルト便を点検中、消火剤装置の不具合が操縦席の計器に表示された。
装置を交換したところ、装置に2個ある消火剤の噴射口が左右逆になっていたことが判明。片方のエンジンから出火した際に消火剤を噴射しようとしても、もう一方に噴射される状態だった。
製造時のミスで部品を付け間違えたとみられる。
逆に噴射してもエンジンが止まることはなく、火災ももう1系統の消火器で消せるという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0814/TKY201308140281.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130814-OYT1T01033.htm
一方、2013年8月15日13時20分にmsn産経ニュースからは、配線ミスだったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
太田国交相は15日の閣議後会見で、全日空ボーイング787で見つかったエンジン用消火器の配線ミスについて「製造時の不具合の可能性もある」と指摘、米ボーイング社に14日、原因究明と再発防止を要請したと明らかにした。
太田国交相は「米連邦航空局にもボーイング社の監督を要請した。安全に万全を期すため、指摘すべきことはきちんとしたい」と述べた。
配線ミスは14日未明、羽田発フランクフルト行き全日空機の出発前点検で見つかった。
消火剤が意図したのと別のエンジンに噴射されるようになっていた。
全日空の保有全20機のうち、この機体のほか2機で同様の配線ミスが見つかった。
国交省は日航にも点検を指示したが、日航が保有する10機に異常はなかった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130815/dst13081513220005-n1.htm
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。