2017年11月15日19時1分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月15日17時29分にNHK茨城から、11月16日付で毎日新聞茨城版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時35分ごろ、茨城県桜川市高幡のゴルフ場「Jゴルフクラブ」のクラブハウスで「水漏れの点検を行っていた人が1階浴室の地下部分で倒れている」と119番があった。
警察によると、地下の点検用通路で作業員2人が倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、亡くなったのは配管設備会社社長のUさん(男性、67歳)と会社員のSさん(男性、70歳)。
2人は、クラブハウス1階にある浴槽の水漏れの確認作業のため、15日午前8時半ごろから地下の点検用通路に入った。
約2時間たっても戻らないため、クラブハウス従業員(64)が様子を見に行ったところ、倒れているSさんを発見した。
駆けつけた消防隊員が正午ごろにSさんを、午後1時半ごろに通路のさらに奥にいたUさんを救出した。
2人が見つかった場所は、幅約60cm、高さ70cmほどの通路に水道管やボイラーの配管などが通っているスペースで、有毒ガスなどは検出されなかったものの、警察が駆けつけた時、温度が40℃近くあったという。
2人は発見時、全身が赤くなっていた。
警察が詳しい死因などを調べる。
出典
『ゴルフ場で作業員2人死亡=水漏れ確認作業中-茨城』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111501130&g=soc
『ゴルフ場で作業員2人死亡 桜川』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20171115/1070000812.html
『作業中死亡 ゴルフ場のクラブハウスで2人 桜川 /茨城』
http://mainichi.jp/articles/20171116/ddl/k08/040/087000c
11月17日17時36分にNHK茨城からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
警察が司法解剖をして詳しく調べたところ、2人の死因は窒息死で、2人とも腕や太ももなど全身の広い範囲にやけどをしていたこともわかったという。
警察によると、2人はクラブハウスの水漏れの点検のために地下にある通路で作業をしていて、発見された時、現場付近は熱気が充満し、かなりの高温だったという。
警察は、なぜ現場付近の酸素が薄くなったのか、ゴルフ場の関係者などから事情を聞いて、詳しく調べることにしている。
出典
『ゴルフ場で死亡の2人は窒息死』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20171117/1070000831.html
(2017年12月31日 修正1 ;追記)
2017年11月18日付の茨城新聞紙面に下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
通路の入り口(約50cm四方)は脱衣場の床にあり、通路はコンクリートに囲われ、通気性は良くなかったという。
作業開始時、ゴルフ場関係者が立ち会った際、通路は熱気が充満していたという。
通路は高さ約70cm、幅約60cmで、ボイラーで沸かした湯を浴槽に供給する配管が通っていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。