2017年11月14日1時45分に読売新聞から、現場の写真や転落時の状況解説図付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月13日19時56分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前10時20分頃、堺市中区平井の市立平井中学校でグラウンドの一部が突然陥没し、ハンドボールの授業中だった2年の女子生徒(13)が落下。地面を踏み抜くように首まで穴にはまった。。
さらに、別の女子生徒(14)と女性講師(23)も次々と穴に落ちた。
女性講師は自力で脱出し、生徒1人を引き上げて救出。
他の生徒がもう1人を引き上げた。
生徒2人は足に擦り傷や打撲などの軽傷。
女性講師にけがはなかった。
市教委の発表では、穴は縦2.4m、幅0.8m、深さ5.4m。
最初に落ちた生徒を助けようと、別の女子生徒と女性講師が駆け寄ったところ、足元が崩れて落下したという。
穴の中には水がたまっており、深さ約3.4mあった。
最初に落ちた生徒は、あご付近まで穴にはまったが、地表から約1mに水はけ用の排水管(直径7.5cm)があり、これに足などが引っかかるなどして、底まで落ちるのを免れた可能性がある。
市教委は穴の周囲をフェンスで囲い、グラウンドの使用を中止。陥没の原因を調べる。
平井中は1985年開校で、以前は田だった。
陥没した穴の側面に木片があり、もともと井戸などがあった可能性があるという。
出典
『体育授業中に運動場陥没、中2女子ら3人はまる』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171113-OYT1T50106.html?from=ycont_top_txt
『授業中に運動場が陥没、中学生2人軽傷 深さ最大5m超』
http://www.asahi.com/articles/ASKCF5WZ1KCFPPTB00K.html
(2017年12月5日 修正1 ;追記)
2017年12月2日8時18分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
市は1日、全面使用禁止にしていた運動場について、4日から、陥没した箇所を除き、一部使用再開すると発表した。
市によると、事故後の調査で、運動場には同校造成前に井戸があったとみられる箇所が、陥没した場所以外に2カ所あったことが判明。
そこでは空洞が確認されず、これ以上の陥没の危険性はないと判断したという。
陥没した場所周辺は現在フェンスで囲われており、今後、専門家らが状況を確認した後、穴を埋め戻す予定。
出典
『陥没の運動場 穴周辺を除き使用を再開、堺市立中学校』
http://www.sankei.com/west/news/171202/wst1712020019-n1.html
(2018年1月20日 修正2 ;追記)
2018年1月18日17時26分にNHK関西から、浅い部分の空洞は地下水の浸食が原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は調査の結果、地下2.5mほどまでの部分については、地下水の浸食で空洞ができたことが陥没の原因と考えられると結論づけた。
ただ、それより深い部分については、「空洞ができた原因は特定できなかった」としている。
堺市は、調査のため手つかずだった復旧工事を19日から始め、来週の月曜日、22日には運動場を全面で利用できるようにするという。
出典
『中学校の運動場陥没 復旧へ』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180118/4495662.html
1月19日10時23分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委が陥没部分の調査をしたところ、地下に井戸とみられる遺構が残っていることを確認。
地中部分が地下水の浸食で空洞状態になっていたため、運動場の表層部分が陥没したとみられる。
市では、再び陥没しないよう、直径数mmの小石で埋め戻した上で、地表に土をかぶせるという。
出典
『陥没した中学校運動場、埋め戻し工事、全面開放へ 原因は地下水の浸食か 堺・平井中』
http://www.sankei.com/west/news/180119/wst1801190029-n1.html
1月18日19時39分にABC NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調査で、運動場の地下から、学校の建設前に使われていた古い井戸が見つかり、市は、陥没との関連を調べていた。
そして18日、「井戸の内部が空洞になっていたため陥没が起きた」という調査結果を発表。
しかし、空洞が出来た時期や原因は不明としている。
出典
『堺市中学校グラウンド陥没 原因特定出来ず』
https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_009_20180118009.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。