2017年11月12日19時2分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月14日付で朝日新聞埼玉東部版(聞蔵)から、11月16日付で毎日新聞埼玉版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時半頃、埼玉県草加市青柳の古綾瀬川で、通行人から「川の水が汚れている」と警察に通報があった。
駆け付けた署員らが、川が青緑色に変色しているのを確認。
川から約1km離れた八潮市の工場から流れ出た塩化銅が原因の可能性があり、県などが詳しく調べている。
県や八潮市の化学製品工場によると、工場内の貯蔵タンク(40m3)に亀裂が入り、タンク内にあった塩化銅の溶液約2~5m3が、地下の排水管を通って流れ出た可能性があるという。
タンク内はすでに空になり、流出は止まっているという。
県は同日午前、川の約300mにわたる流域で変色を確認。
付近ではコイやフナなど100匹以上の魚が死んだが、生活用水や農業用水ではないため、生活への影響はないという
川沿いでは通行人が足を止めて驚いた表情を浮かべ、草加市職員がバケツで川の水をくみ上げ、水質などを調べていた。
近くに30年以上住んでいるというパート従業員の女性(68)は、「こんなことは初めてで不気味。早く原因を解明してほしい」と不安そうな表情を浮かべていた。
県は、数日の間に塩化銅が自然に薄まるとみている。
出典
『川が青緑に、魚100匹超死ぬ…工場排水原因か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171111-OYT1T50117.html
『T化学工業 県、塩化銅流出で改善命令』
https://mainichi.jp/articles/20171116/ddl/k11/020/277000c
11月16日11時0分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月16日付で朝日新聞埼玉東部版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県は15日、草加市の古綾瀬川に塩化銅溶液を流出させたとして、八潮市新町のT化学工業(本社・東京)に、工場の排水処理設備などを改善するよう命令を出した。
改善が完了するまでは河川への排水を認めない。改善期限は29日。
県によると、11日午前、近隣住民から「(同川の)水面が青くなっている」と通報があった。
弁天橋付近で簡易の水質検査を実施した結果、銅含有量は1ℓ当たり10mg以上あり、水質汚濁防止法の排水基準(同3mg以下)を上回った。
15日に再検査したところ、同基準を下回った。
同日までに、水質汚染により死んだ魚約300匹を回収した。
県水環境課によると、流出の原因はタンクの経年劣化。
出典
『川に塩化銅を流出、業者に行政処分』
http://www.sankei.com/affairs/news/171116/afr1711160009-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。