2017年11月8日19時2分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
寝返りができるようになった赤ちゃんが大人用のベッドで寝ている間に転落してけがをしたり死亡したりする事故が相次いでいることから、消費者庁は、2歳になるまではベビーベッドで寝かせるなど、事故に注意するよう呼びかけている。
消費者庁が、情報提供を受けている全国の23の医療機関から寄せられたさまざまな事故の情報を分析したところ、大人用のベッドに寝かせられた1歳以下の赤ちゃんが転落した事故は、調査が始まってから今年6月末までの6年半で564件にのぼっていた。
このうち、4年前には、大人用ベッドで寝ていた0歳の赤ちゃんが親のいない間に転落して壁とベッドの間に挟まり、窒息して死亡したという。
このほか、ベッドから転落して頭を骨折するなど大けがをした事故も19件にのぼっていて、特に寝返りが打てるようになった1歳未満の赤ちゃんの場合、頭が重いことに加えて、何かに挟まっても自力で抜け出すことが出来ず、事故につながるケースが目立つという。
消費者庁の岡村和美長官は、「『まだ動けないはず』と思って大人用のベッドに寝かせず、2歳になるまではベビーベッドに寝かせてほしい」とした上で、大人用のベッドを使う際は赤ちゃんから目を離さないよう呼びかけている。
出典
『大人用ベッドの赤ちゃん転落注意』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171108/0003337.html
11月8日20時38分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大人用ベッドから0~1歳児が転落する事故が相次いでいるとして、消費者庁は8日、ベッドを使う場合は柵があるベビーベッドに寝かせるように注意を呼びかけた。
消費者庁が医療機関(今年10月時点で23機関)から寄せられた事故報告を調べたところ、2010年12月~今年6月、0~1歳児が大人用ベッドから転落した事故は564件あった。
うち死亡事故は1件で、0歳児がベッドから落ちて壁との間に挟まり、窒息死した。
また、寝返りして床に落ちて頭骸骨を骨折するなどし、入院したケースも19件あった。
ベッドからの転落を防ぐために幼児用ベッドガードを設置しても、マットレスとガードの隙間に挟まって窒息する危険もある。
消費者庁は、「自力で抜け出せないこともあるため、ベッドガードは生後18カ月未満の乳幼児には使わないで」と呼びかけている。
出典
『乳幼児、大人用ベッドから転落に注意 窒息で死亡事故も』
http://www.asahi.com/articles/ASKC84WKFKC8UTFL016.html
(ブログ者コメント)
〇以下は消費者庁からのニュースリリース。
『0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください! -頭蓋骨骨折、窒息などの事故が起きており、危険です-』
〇今年8月と9月に東京で起きた死亡事故など、乳幼児が大人用ベッドから転落した事例は、本ブログでも何件か紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。