2017年11月10日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市緑区の緑資源選別センターで8日、資源ごみの分別中にクマよけスプレーの缶から中身が漏れ出し、目やのどの痛みを訴えた作業員の女性11人が病院に搬送された。
いずれも軽傷で、大事を取って入院した2人も9日に退院した。
市によると、「缶・ビン・ペットボトル」として出されたものを、スプレー缶は穴を開けた後にリサイクルするため、ペットボトルや他の缶と分けて足元の専用かごに投げ入れていた。
缶に破損はなく、かごに投げ入れた時の衝撃で、成分「カプサイシン」を含んだ中身が噴き出したとみられる。
市は、スプレー缶は飲食物の缶と分け、中身を使い切ってから出すよう呼び掛けている。
担当者は、「中身が残る場合は、清掃事務所に相談するか、収集車の作業員に手渡ししてほしい」と話している。
出典
『クマよけスプレー漏れ11人搬送 資源ごみ回収の分別中』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201711/CK2017111002000143.html
以下は11月8日付で横浜市から記者発表された資料の抜粋。
1 発生日時・場所
平成29年11月8日(水)午前10時35分頃
緑資源選別センター(横浜市緑区上山1-3-1)
2 事故の概要
緑資源選別センターA棟の破袋補助室にて、選別作業中、コンベヤに流れてきた熊よけスプレー を作業員が取り出し、地面にある専用かごに入れた際、スプレーに含まれるカプサイシンが外に漏 れてしまい、作業していた11名が、気分が悪いなどの体調不良を訴え、救急搬送されました。
※当該施設の管理運営は、本市が公益財団法人横浜市資源循環公社(以下「資源循環公社」という。)に委託しており、そのうち本選別業務について、横浜市資源リサイクル事業協同組合の作業員が従事しています。
4 事故原因
・本来、スプレー缶として出されるべき熊よけスプレー缶が中身が入ったまま、缶・びん・ペットボトルと一緒に排出されていたため。
・選別作業において、異物を専用かごに入れる際、作業の丁寧さに欠けたため。
出典
『選別施設内で発生した事故について』
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/top/press/pre171108.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。