4月17日(日)は全国的に強風が吹き荒れ、各地で電柱や足場倒壊、通行人などが転倒するといった事故が相次いだ。
台風通過時でも、これほどの被害が出ることは珍しいと感じたので、目についた報道を掲載しておく。
『全国で4月最大風速、36地点で更新』
(4月18日 毎日新聞東京版朝刊)
前線を伴って急速に発達した低気圧の影響で、17日は西日本から北日本で大気が不安定な状態となり、各地で最大瞬間風速30mを超える非常に強い風が吹いた。
長野県や神奈川県などでは、一時、竜巻注意情報が出された。
気象庁によると、金沢市で最大瞬間風速37.5m、千葉市で同36.3mを観測。
東京都心でも、午後1時45分に28.8mを観測した。
石川県輪島市の35.7m、鹿児島市の24.9メートルは、4月としては過去最大だった。
最大風速も、36地点で4月の記録を更新した。
低気圧は、17日夜には北海道に達し、18日朝には千島近海に進む。
東日本や北海道では、18日昼前まで風が強い状態が続く見通し。
気象庁は、暴風や高波に対する注意を呼びかけている。
http://mainichi.jp/articles/20160418/ddm/041/040/090000c
(以下は、タイトルと記事の主要部分)
『強風で電柱倒れる』
(4月17日13時6分 NHK松山)
17日午前4時すぎ、新居浜市篠場町の住宅街で電柱が倒れているのを近所の人が見つけ、警察や四国電力などに連絡した。
電柱はコンクリート製で、高さが16mほどあり、付け根部分から折れていて、脇にある愛媛県立新居浜南高校のフェンスに倒れかかって、フェンスの一部が壊れた。
警察によると、けが人などはいないという。
現場には、近くの建物から飛ばされてきたと見られるトタン屋根が散乱していて、四国電力は、このトタン屋根が電線に引っかかって風にあおられたことで電柱が倒れたのではないかとみている。
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160417/4607881.html
『突風で野球用防護ネット倒れ、2人けが…香川』
(4月17日18時52分 読売新聞)
17日午後0時50分頃、香川県三木町の私立高松中央高校のグラウンドで、野球用の防護ネットが突風にあおられて倒れた。
少年野球を観戦していた徳島市内の68歳と69歳の女性に当たり、2人は頭と腰を打つけがをした。
防護ネットはコの字型になっていて、高さ2m、幅8m、奥行き6mで、支柱は鉄製。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160417-OYT1T50080.html
『強風で転倒、66歳男性死亡…石川・志賀』
(4月17日19時16分 読売新聞)
17日午前10時50分頃、石川県志賀町梨谷小山の町道で、近くに住む無職桜井さん(66)が強風にあおられて転倒した。
桜井さんは後頭部を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、桜井さんは長女と一緒に、強風で飛ばされた納屋の扉を自宅敷地内に運んでいたという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160417-OYT1T50087.html
『列島各地で強風被害 都内で足場倒壊相次ぐ』
(4月17日20時25分 朝日新聞)
午前10時20分ごろ、多摩市の京王線聖蹟桜ケ丘駅前で、解体工事中の9階建てビルを覆う足場やパネル(縦40cm、横180cm)数10枚が強風で落下した。けが人はいなかった。
午後1時45分ごろには、足立区の千住本町商店街で、建設中の7階建てのビルの足場が高さ約30m、幅約50mにわたって崩れた。けが人はなかった。
成田空港では、着陸をやり直したり、目的地を変更したりする航空機が相次いだ。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4K5SDJJ4KUTIL02L.html
(2/2に続く)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。