2016年4月16日付で読売新聞宮城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警と仙台市消防局は、15日、パトカーや救急車などの緊急車両が優先的に交差点を通行できるよう、信号を制御する「現場急行支援システム」の運用を市中心部で始めた。
搬送患者の救命率の向上や緊急車両の事故防止などが狙いだ。
同様のシステムは東京都や青森県などで導入されているが、県内では初めて。
対象路線は、県道仙台泉線上杉木町交差点(同市青葉区)~仙台バイパス鹿又交差点(同市太白区)の約7kmと、北四勾当台通り交差点(同市青葉区)~国道48号晩翠通り交差点(同)の約0.4km。
東北大病院や仙台市立病院が立地し、渋滞の起きやすい区間を選んだ。
両区間には信号が36か所ある。
同システムは、道路に設置された車両感知器で専用装置を搭載した緊急車両の位置情報を把握し、県警交通管制センターへ送信する仕組み。
センターは、緊急車両の進行ルートで、青信号を延長したり赤信号を短縮したりして交差点を通過しやすくし、現場や病院などへの到着時間を短くする。
導入費は約1億600万円。
パトカーなど警察車両30台、市消防局の救急車32台が利用できる。
県警交通規制課は、「効果を検証し、区間の延伸も検討したい」としている。
出典
『緊急車両優先へ信号制御 仙台中心部』
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160415-OYTNT50329.html
(ブログ者コメント)
どのようなシステムか調べたところ、社)UTMS協会のHPに、『現場急行支援システム(FAST)』の説明記事が掲載されていた。
当該記事によれば、このシステムは15県で導入されている由。
また、説明用の動画では、以下のようなナレーションが流されていた。
『パトカーなどの緊急車両は個別IDが割り振られた車載装置を搭載しています。緊急走行中に光ビーコンの下を通過すると、光ビーコンを介して個別IDが交通管制センターに送信されます。・・・』
一方、当該協会のHPでは、これ以外に、高度交通管制システム(ITCS)や交通情報提供システム(AMIS)、公共車両優先システム(PTPS)などのシステムも紹介されている。
http://www.utms.or.jp/japanese/system/fast.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。