本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017年10月9日23時54分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富士山が噴火して首都圏に火山灰が降った場合などに備え、政府は、対策の指針を新たに作る方針を固めた。
経済被害は最大で2兆5千億円と想定されながら、火山灰への対策はほとんど手つかずだとして、年内にも有識者会議を設置して議論を始める。
富士山の直近の噴火は1707年の宝永噴火。
この時、火口直近では3m、現在の横浜市で約10cm、東京都心でも数cm積もったとされる。
内閣府は2002年、富士山で同規模の噴火があれば、交通機関のまひなどによって、最大で2兆5千億円の経済被害が出ると推定した。
火山灰は、噴出した溶岩などが砕けた粒。
数ミリ積もるだけで、交通網に大きな影響を及ぼす。
重みによる家屋の倒壊や、電子機器や送電設備の故障なども懸念されている。
宝永規模の灰の処理量は、東日本大震災で発生したがれき総量の65倍に達するという試算もある。
国内では、1914年の桜島大正噴火以降、降灰による大きな被害はないとされ、具体的な対策は、現在、準備されていない。
内閣府は、鹿児島で取られている桜島の降灰対策を踏まえたうえで、降灰量の多い地域では、建物の種類と倒壊のリスク、利用可能な交通手段などを考慮して、避難方法を検討する。
通信インフラや建築物などへの影響についても、最新の知見をまとめて指針をつくり、市民や企業の対策を促す方針だ。
出典
『富士山火山灰、政府が対策指針策定へ ほとんど手つかず』
http://www.asahi.com/articles/ASKB54RCPKB5UBQU00P.html
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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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