2021年8月17日20時9分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、土砂で埋まった道路の写真付きでネット配信されていた。
大雨の影響で、大津市高砂町の国道161号西大津バイパスの近江神宮ランプに大量の土砂が流入し、14日午後4時半ごろから通行止めが続いている。
山の斜面が崩落したためで、大津市と国土交通省は17日、崩落の起点付近にあった盛り土が原因とみられると発表した。
市によると、土砂の流入は14日午後3時ごろと午後4時ごろ、午後5時ごろの計3回起きた。
福井方面に向かうバイパスの乗り口と降り口などに約5千立方メートルの土砂が流入。
ランプに面する山肌が大きくえぐられており、約80メートルの高さから土砂が滑り下ったという。
崩落の起点付近の山林について、大津市の初田建設部次長は「周辺の樹木とは様子が明らかに異なっており、人工的に行われた盛り土の可能性がある」と指摘する。
市不法投棄対策課などによると、付近の山林では、大津市の測量設計会社が2012~14年、管理する残土処分場に建設現場から出た土砂など計約5800平方メートルを無許可で埋め立てていたことが発覚した。
会社と当時の社長は市条例違反の罪で14年に略式起訴され、罰金刑が確定している。
市は土砂の搬出命令を出し、会社は17年4月~18年7月に搬出したとされる。
市は近く、同社から事情を聴いて調べる。
https://www.asahi.com/articles/ASP8K6KSRP8KPTJB00C.html
8月17日21時21分に産経新聞からは、起点では森林が局所的になくなっているなど、下記趣旨の記事が崩落起点も写っている航空写真付きでネット配信されていた。
大津市高砂町の国道161号「西大津バイパス近江神宮ランプ」付近の森林で14日午後4時半ごろに土砂崩れが発生し、国土交通省近畿地方整備局と大津市は17日、起点となった土地の盛り土が原因の可能性があると発表した。
近江神宮ランプの福井県方面と周辺の市道が、発生直後から通行止めとなっている。
けが人はなかった。
土砂崩れは、起点となる土地で森林が局所的になくなっているのを写真で確認し、盛り土の可能性があると判断したという。
近畿地方整備局と大津市は、今回の土砂崩れに関し、調査を進める。
市は約5千立方メートルの土砂が崩落したと推定。
2014年7月施行の市条例は、盛り土など土砂を埋め立てる際は事前の届け出が必要と規定しており、市は土地の所有者の特定を進め、届け出の有無を調べている。
https://www.sankei.com/article/20210817-DDC7MHZVAJKDBJX2IELQASJBJE/
(ブログ者コメント)
熱海市の事故の記憶が、まだ生々しいところに、同じような土砂崩れがまた起きてしまった。
このところ、西日本では前線停滞の影響で大雨が降り続いており、その点も、熱海市の事例と同じだ。
全国、同じような危険場所が、まだまだありそうな気がする。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。