2018年5月18日9時27分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災を消し止めるときに使う粉末消火器にできるだけ近づけてリアルな感じを出そうと、和歌山県橋本市消防本部が開発した消火訓練用のアイデア消火器が、平成30年度の科学技術分野における文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)を受けた。
開発にあたった同本部の芝浩民消防司令補(44)と中谷栄司消防士長(31)が17日、平木市長から表彰状を受け取った。
同本部によると、現在の消火訓練は、一般的に実際の火を消す粉末消火器ではなく、環境などを考慮した水消火器を使用。
しかし、空気圧によってまっすぐ噴射されるうえ、音が小さかったため、参加者からは「水鉄砲みたい」「リアリティーがない」といった指摘が出ていた。
そのため、芝さんらが市販のパイプを使って消火器の中身を改良。
水と空気が混ざってノズルからスプレー状に噴射できるようにし、噴射音の大きさも粉末消火器に近づけた。
芝さんらは、「評価していただけて、うれしい。この消火器によって初期消火の大切さが住民にも広まれば」と話していた。
出典
『リアルな粉末、訓練用アイデア消火器で文科相表彰 和歌山・橋本市消防本部の消防士2人』
http://www.sankei.com/west/news/180518/wst1805180023-n1.html
(ブログ者コメント)
〇ブログ者も訓練時に数回使ったことがあるが、ホント水鉄砲みたいで、これでは本物の消火器を使う訓練にはならないのではないか?と感じていた。
今回調べたところ、実際に噴射する動画は見つからなかったが、どんな感じなのだろうか?
〇一方、本件は橋本市のHPでも紹介されていた。
そこにはpdf資料として、改造消火器の構造図や改造費などが詳細に解説されている。
http://www.city.hashimoto.lg.jp/guide/shobohonbu/oshirase/1500024843402.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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