2018年5月16日9時52分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県警が、夜間の自動車運転でヘッドライトの上向き使用を推奨する広報活動「ハイビーム大作戦」を昨年4月にスタートしてから1年間で、ハイビームで走行する車の割合は4ポイント上昇し7.9%となったことが、県警の調査でわかった。
ただ、まだ9割以上の車がハイビームにしていないというのが実情で、県警はドライバーに対し、夜間のハイビーム使用のさらなる徹底を呼びかけていく。
ハイビームの正式名称は「走行用前照灯」。
ロービーム(下向き)と呼ばれる「すれ違い用前照灯」の照射距離は40m先だが、ハイビームは100m先と、倍以上の距離を照らすことができ、歩行者を発見しやすい。
昨年3月の改正道路交通法施行に合わせて、運転免許の更新時などに配られる教則本に、夜間走行時の「原則ハイビーム使用」が明示された。
これを受けて県警は、昨年4月からドライバーに対し、ハイビーム使用の推奨を図ってきた。
県警交通企画課が今年4月上旬の3日間、国道4号、119号や県道氏家・宇都宮線など、夜間の人身事故が多い7路線8か所で夜間に実施した調査では、通行した1138台のうち、ハイビームにしていたのは90台。
使用率は7.9%で、同様の条件で行った昨年4月の調査結果(3.9%)と比べて4ポイント上昇した。
だが、広報活動を始めて半年の昨年10月の調査結果(7.1%)からは、0.8ポイントの微増にとどまった。
広報活動から1年を経ても、使用率は1割に満たなかった。
県警の福原・交通部長は、「極めて低い数字。『原則ハイビーム』がドライバーの習慣になるように、粘り強く呼びかけていきたい」と話している。
出典
『「ハイビーム大作戦」で使用率上昇も7・9%』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180516-OYT1T50027.html
5月16日9時54分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県警はドライバーに、ハイビームとロービームの小まめな切り替えが必要だと指摘している。
道交法では、夜間の走行では「前照灯(ハイビーム)などの灯火をつけなければならない」とする一方、他の車両とすれ違う場合や先行車がある場合には「灯火の光度を減ずる操作をしなければならない」として、ロービームに切り替えるよう定めており、違反には罰則も設けている。
ロービームは「すれ違い用前照灯」の名の通り、対向車のドライバーの目に強い光が入って運転を妨げないような照射角度になっている。
これに対し、ハイビームは光の照射角度も広い上、対向する車同士が使っていると、その間の横断歩道などを渡っている歩行者の姿が消えたように見えにくくなる「蒸発現象」の危険性もある。
県警交通企画課は、「ハイビームの使用だけでなく、ロービームとの適切な切り替えについても呼びかけていきたい」としている。
出典
『ハイビーム切り替えないと罰則、「蒸発現象」も』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180516-OYT1T50030.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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