2018年5月17日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月16日18時21分にNHK千葉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時50分ごろ、野田市立木間ケ瀬中学校(生徒312人)で、2年生の理科実験中に生徒が「気分が悪くなった」と相次いで訴え、男子7人が病院に救急搬送された。
いずれも軽症だが、3人は大事を取って1日入院するという。
警察などは、何らかのガスが発生したとみて、原因を調べている。
同市教委によると、20代の男性教諭が担当する3時間目(午前10時半~11時20分)の授業で発生。
男女生徒34人が、鉄と硫黄の粉を混ぜ合わせて加熱し、化学変化を調べる「化合」の実験を行った。
加熱から5~10分後、生徒約10人が頭痛や腹痛などを訴え、廊下に移動。
うち6人は授業終了後も回復せず、教頭が119番通報し、救急搬送。
給食後には別の男子生徒も体調不良を訴え、計7人が病院に運ばれた。
診察の結果、7人とも異常は見られなかったが、うち3人が念のため1日入院するという。
実験は、教室の窓をすべて開いて行っており、換気扇4台も使用。
市教委は、「実験手順に問題はなかったが、粉の分量が教科書と異なり、二酸化硫黄が発生した可能性がある」と説明している。
小島校長は、「5月11日に千葉市の中学校で理科実験中の事故があり、安全確認の徹底を指導していたが、心配を掛けて申し訳ない」とコメントした。
出典
『理科実験で3人入院 野田の中学、ガス発生か』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/499127
『理科実験で中学生7人体調不良』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180516/1080002249.html
(2018年5月26日 修正1 ;追記)
2018年5月24日15時9分にNHK千葉から、千葉県教委から注意文書が出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、鉄と硫黄の粉末を混ぜて加熱する理科の実験中に体調不良を訴える生徒が相次いだことから、千葉県教委は県内の中学校などに対して文書を送り、実験の際の安全確認の徹底を呼びかけた。
その中では、実験を行う教員が薬品の量や濃度を確認し、発生する気体の量が多すぎないか必ず事前に確認しておくことや、参加する生徒の数が多いときには順番に実験を行うなど、影響が出ない実施方法を検討することなどを求めている。
この実験をめぐっては各地で同じような事故が相次いでいることから、去年改訂された学習指導要領の解説書にも「適切な方法や条件を検討する」という文言が追加されている。
さらに文科省も、全国の教育委員会の担当者が集まる会議などで、改めて安全対策の周知徹底を行う方針だという。
出典
『鉄と硫黄の実験 安全徹底の文書』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180524/1080002308.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。