2018年5月17日17時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県明石市和坂の市営斎場の式場棟で、大雨の時に浸水被害が出ていることがわかった。
半地下構造のために雨水が流れ込み、滞留しやすいのが原因という。
市は6月に約600万円を投じ、水が流れ込む1階の正面玄関出入り口前を封鎖する花壇の設置などを計画。
建て替え時の設計ミスを指摘する声も出ている。
市斎場管理センターによると、市営の「あかし斎場旅立ちの丘」の式場棟は、旧斎場の老朽化で2009年に建て替えた。
告別式などに利用され、1階は玄関ホールや参列者用の屋内駐車場(20台)になっている。
以前から、台風などで激しい雨が続くと排水が追いつかず、12~14年は1回ずつ被害が発生。
14年8月の台風11号では約20cm浸水し、エレベーターや屋内駐車場が使用できなくなった。
昨年も大雨の際、数cmの水がたまったことがあるという。
式場棟の1階は、前面の国道175号に比べると約40cm低い。
斎場周辺は、元々、大雨時には下水管に雨水や汚水が集まり、「下水管の流れが悪くなりやすい地域」(市営繕課)でもあるという。
対策として、正面出入り口に下りる階段前に、止水目的で高さ10cmの花壇(縦約8m、横約1.4m)を設ける。
今後は、ほかに比べて傾斜が緩やかな屋外駐車場側から正面玄関に出入りしてもらうという。
また、斎場に入る車の進入路など5か所には、本来は車のスピードを抑止する目的の「減速帯」(高さ5cm)を設けて水を流れ込みにくくするといい、排水ポンプ2基も設置する。
同センターは、「警備員だけとなる夜間に集中豪雨があると、対応が難しい。浸水でエレベーターが故障することも考えられるので、最小限の費用で改善したい」としている。
斎場の火葬場棟では、これまでに、壁のひび割れによる雨漏りなどが発覚。
式場棟でも問題が明らかになったことで、市議の一人は「そもそも設計ミスで、浸水被害は予想できた」と指摘。
これに対し市営繕課は、「設計の経緯を調べる必要性は感じていない」とする。
出典
『大雨のたび浸水被害の斎場、「設計ミス」指摘も』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180517-OYT1T50000.html?from=ycont_top_txt
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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