2018年5月18日に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飯島町が管理する橋の上でスズメバチに刺されたとして、東京都内の女性が町に医療費や慰謝料など計140万円の損害賠償を求めた訴訟で、武蔵野簡裁(東京都)が町に約51万円の支払いを命じる判決を出したことが分かった。
町は控訴せず、賠償金分を追加した本年度一般会計補正予算案を町議会6月定例会に提出する方針。
町によると、女性は2016年9月、町内の御座松キャンプ場近くのつり橋を歩行中、橋桁に営巣したスズメバチに頭や肩など約15カ所を刺され、駒ケ根市内の病院に運ばれた。
女性は後日、呼吸困難など複数の症状が急激に現れるアレルギーの一種「アナフィラキシー」の治療薬を携行しなければならない状態になったとして、町に経済的支援を要請。
町は見舞金として治療費の実費を支払ったが、その後の示談交渉は不調に終わり、女性が昨年7月に提訴した。
8日の判決では、スズメバチが橋桁に営巣し、歩行者を急襲する恐れがあることを「町は予見することが可能だった」と指摘。
事故以前からハチの危険を知らせる目的で町が橋の近くに設置していた看板も理由に、「目立つものではない」として町側の責任を認めた。
事故を受け、町はキャンプ場など約10カ所に、ハチやクマへの注意を呼び掛ける看板を新設した。
出典
『ハチ刺され飯島町に訴訟 51万円の賠償判決』
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180518/CK2018051802000007.html
5月17日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ハチの巣が橋の裏側にあった。
町によると、現場には以前からハチの巣があり、看板を設置して注意を促していた。
判決(8日)は、この看板が当時見にくかったと認定し、町側の対応は十分でなかったとしたという。
今回の問題を受け、町は町内各地にある公園や橋に、ハチの巣への注意を促す看板を設置した。
出典
『スズメバチに刺された女性が提訴、飯島町に賠償命じる判決』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180517/KT180516FTI090015000.php
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。