2018年4月18日19時5分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本は18日、安全確認のため走行中の山陽新幹線が停車した事例が、今年1月から4月にかけ18件あったと明らかにした。
平成29年度は、昨年12月にのぞみの台車に亀裂が生じた問題の発覚まで1件のみ。
同社は問題発覚後、安全が確認できない場合はすぐに停車させる方針を徹底し、停車が短期間で大幅に増加した。
走行中に異常音や異臭に気付いたケースが多く、大半は現場での点検で運行に支障がないことを確認。
来島社長は18日の定例記者会見で、「お客さまに迷惑を掛けているが、リスクへの対処のためご理解を賜りたい」と述べた。
JR西は、新幹線の安全管理体制を強化するため、赤外線で通過車両の台車の異常を感知する装置などを新たに設置する方針も示している。
出典
『JR西、新幹線の停車が大幅増 台車亀裂後の安全点検強化で』
http://www.sankei.com/west/news/180418/wst1804180075-n1.html
4月20日16時35分にmBSニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月12日には、車内で異臭が発生し、車両の使用を中止して乗客が後続の列車に乗り換えた事例もあったという。
出典
『山陽新幹線「停車して点検」増加 台車亀裂以降18回に』
https://www.mbs.jp/news/kansai/20180419/00000094.shtml
4月25日7時52分に読売新聞からは、在来線でも緊急停止するケースが急増しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年12月の新幹線のぞみの台車亀裂問題の発生後、JR西日本が異音などの異変を理由に在来線の運行を一時止めたケースが、3月末までに65件に上ったことがわかった。
山陽新幹線でも、今年1月~4月17日で18件と、いずれも発生前から急増している。
福知山線脱線事故後も、「安全最優先」の意識が現場に浸透していなかったことを浮き彫りにした今回の事態。
取り組みは道半ばだ。
「異音がする」。
2月15日朝、京都府内のJR東海道線を走行中の特急電車の乗客が車掌に申告した。
駅間で急きょ止めて車両を点検。
異常がないことを確認し、約15分後に運転を再開した。
JR西によると、のぞみの台車に亀裂が見つかった翌日の昨年12月12日から今年3月末までに、異音や異臭を理由に在来線の運行を止めたケースは65件(1日平均0・59件)。
運行に支障があるような異常は見つからなかったという。
出典
『異音?「安全最優先」、在来線の緊急停止が急増』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180425-OYT1T50010.html
(ブログ者コメント)
山陽新幹線の台車亀裂事例は本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。