2024年6月10日16時59分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最近、バスや電車の運転手、さらに警察官が、業務中にサングラスを着用する動きが加速しています。
労働環境改善の一環で、事故の防止はもちろん、働く人の健康への影響も考慮しています。
【画像】佐賀県警の警察官は7月からサングラスOKに 西鉄電車の運転手は6月から試験導入 狙いと効果は
10日、佐賀県警察本部にはサングラス姿の警察官が並んでいました。
警察官
「敬礼!」
佐賀県警では7月1日から、交番で働く地域警察官や、交通警察官など、屋外で活動することが多い警察官に、サングラスの着用が認められます。
石田フィールドキャスター :
「こちらが実際に現場で使われるサングラスです。
レンズの色は黒色もしくは茶色。フレームはレンズと同系色といった、様々な基準が設けられています。」
紫外線による目の健康被害や、強い日光が原因の交通事故を防ぐことが目的です。
着用が認められるサングラスには、ある特徴があります。
阿部フィールドキャスター :
「すごくまぶしいですね。この偏光レンズをかけてみます。
視界がクリアです。色もしっかり見えます。すごく見やすい。」
「偏光レンズ」が使われたサングラスのレンズは、太陽などの強い光が当たって起こる「乱反射」=光が散ってまぶしく見える状態を軽減してくれるものです。
まぶしさを抑えながら、紫外線から目を守ることができる一方、レンズを通しても実際の色はそのまま見えます。
この偏光サングラス、警察官のほかにも着用の動きが広がっていました。
JR九州バスでは、5月10日から2週間、運転手が偏光サングラスを着用して効果を検証しました。
評価は上々だったようです。
JR九州バス総務部・神田 担当部長
「『まぶしさが軽減した』という声が一番多くて、『本当に着けていて良かった。』『ぜひ早めにしてほしい』とのことだった。
視認性の向上と疲労軽減が、最終的には安全性の向上につながると考えているので、やはり運輸業界で『安全第一でやっていく』というのが最終目標です。」
また西鉄電車でも、6月から試験的に運転士が偏光サングラスを着用していて、西鉄は「効果を検証した上で、導入するかどうかを検討する」としています。
紫外線を防ぐ機能を併せ持った偏光サングラス。
専門家は、目の健康にも一定の効果があるとしています。
専門家は・街の人の声は.
林眼科天神クリニック・林 院長
「目から紫外線が入るといろんな病気を起こす可能性があって、一番言われる白内障、網膜までいくと黄斑変性。
そういうのを防ぐ効果はあります。」
業務でのサングラスの着用に街の人の受け止めは。
街の人 :
「私はいいと思う。日差しとかあるから逆に着けた方が安全だと思う。」
「いいんじゃないですか。威圧感があると考える人もいるんですかね。僕的には問題ない。」
「あまり濃くなければいいのでは。あまりにも濃ければ目が見えずいかつくなるので、そこそこ普通なら光も厳しいのでいいと思う。」
強い抵抗感を持つ人はほとんどいませんでした。
業務の安全と目の健康を目的に導入される偏光サングラス。
みなさんはどのように受け止めますか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0dee5d77db8c1959879c3f3a7e76006a6dce07f
(ブログ者コメント)
本部ブログでは以前、JR西の乗務員なども事故の芽を摘むため偏光サングラスの着用が認められたという情報を紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。