2018年1月12日7時35分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2017年7月に吉田町の民家で起きたエアコン室内機の異常とみられる火災などを受け、エアコン製造元の三菱重工サーマルシステムズは11日、自社が製造した一部エアコンについて「発火に至る恐れがあることが判明した」と発表した。
該当する製品を全国で無償で点検・改修する。
静岡市消防局は同社と連携して原因を調査し、「製品に不備がある」として、再発防止の対策を要請していた。
同社によると、対象は1999年10月~2007年に製造されたエアコンの一部。
ホームページでこれらのエアコンについて、「特定条件に当てはまる場合、室内送風用ファンモーターのリード線接続部から発火に至る恐れがあると判明した」と記すとともに、対象製品の製造年や型式を掲載している。
市消防局によると、17年7月上旬、吉田町の住宅で、使用中の同社製「ビーバーエアコン」から白い煙が上がっているのに住人が気付き、内部に炎が見えたため水を掛け消火した。
同消防局と同社が原因を調べたところ、送風用のファンモーターと配線の接続部分が、外気などによる水分が内部に浸透しやすい位置に設置されていたため腐食が進み、電気抵抗が生じたことで発熱して出火したと判明。
同様の出火は、吉田町の火災のほかに全国で8件確認されているという。
出典
『エアコン無償修理へ 吉田の火災受け「発火に至る恐れ」』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/445323.html
1月11日18時30分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県吉田町の住宅でエアコン内部の異常が原因とみられる火災が起きていたことが11日、静岡市消防局への取材で分かった。
エアコンは三菱重工業製で、点検や部品交換などが必要な製品は全国に約92万台あるとみられ、消防局は製造元に対応を要請した。
市消防局によると、火災は昨年7月上旬に起きた。
住宅1階の居室で使用中の室内機からパチパチと音がし、白い煙が上がっていることに住人が気付いた。
内部に炎が見えたため、住民が水を掛けて消火、エアコンの一部を焼いたがけが人はいなかった。
消防局が製造元と共同で原因を調べたところ、室内機にある配線をまとめた部品が水分がたまりやすい位置に取り付けられていたため腐食が進んで発熱し、出火につながったと判明した。
同じ部品を使った製品は、2000年から07年にかけて製造された。
昨年12月末時点で、同じような出火は全国で8件報告されているという。
三菱重工業は11日中に窓口を設け、ホームページに対象製品の製造年や型式を掲載するとしている。
同社は「誠心誠意きちんと対応させていただく」とコメントした。
出典
『エアコン 内部異常で火災 対象製品、全国92万台か』
https://mainichi.jp/articles/20180112/k00/00m/040/038000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。