2018年1月11日0時3分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月11日19時55分に中京テレビ(テレビ金沢)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後6時40分頃、フジテレビ系列の石川テレビ放送(金沢市)の放送が中断した。
午後7時前には、TBS系列の北陸放送(MRO=同市)の放送も、金沢市や石川県加賀市などで映らなくなった。
11日午前0時現在、復旧のめどは立っていない。
両社が共用する金沢市内の送信鉄塔から火花が出たのが確認されており、石川テレビ放送は「落雷により機器が故障した可能性がある」としている。
石川テレビ放送によると、放送が中断したことを受け、午後6時45分頃、同社の社員が高さ約160mの鉄塔に上って確認したところ、約70m付近でアンテナにつながる鉄塔内部のケーブルから火花が出ているのを確認し、消防に通報した。
MROは、「送信鉄塔への雷の直撃が原因とみられ、調査しているところです」とのコメントを発表した。
気象台によると、当時、金沢市には雷注意報が出ていて、午前9時頃から午後10時頃まで雷が相次いでいたという。
出典
『石川テレビとMRO放送中断…復旧めどたたず』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180110-OYT1T50150.html
『民放2社 電波塔の落雷により放送中断 (石川県)』
http://www.ctv.co.jp/ctvnews/news87117623.html
1月10日21時58分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石川テレビによると、2つの局が共用している金沢市観音堂町の電波塔で、落雷により送電機器が故障した可能性があるという。
金沢市消防局が消火活動を行っているが、午後9時現在、復旧のめどは立っていない。
石川テレビは午後6時40分ごろから、北陸放送は午後7時過ぎから放送が中断しているという。
石川テレビによると、同社関係者が電波塔から火花が出ているのを発見、午後7時35分ごろに消防に通報した。
出典
『石川県 石川テレビと北陸放送が放送中断 復旧めど立たず』
https://mainichi.jp/articles/20180111/k00/00m/040/118000c
1月12日12時56分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日夜から中断が続いていた石川テレビ放送と北陸放送(いずれも金沢市)の放送は11日、送信鉄塔に仮アンテナを設置し、大部分の世帯で仮復旧した。
放送の再開は15時間ぶりで、総務省によると、重大な放送停止事故の報告が義務づけられた2011年度以降、「親局」と呼ばれる放送局で今回のような長時間の放送中断は初めて。
原因解明はこれからで、両社は再発防止策を含めた報告書を1か月以内に総務省に提出する。
両社の放送は11日午後6時現在、石川県内の約46万の世帯の大部分で視聴できるようになった。
しかし、仮アンテナは電波の出力が弱く、視聴できない地域も一部ある。
両社は「完全復旧のめどは立っていない」としている。
今回のトラブルは落雷が原因とみられている。
総務省北陸総合通信局によると、鉄塔には避雷針や落雷による過大な電流で送信機が壊れるのを防ぐ「遮断装置」が付けられている。
同局の担当者は、「それを超える大きな落雷があった可能性がある」と指摘している。
テレビの映像は、送信鉄塔のアンテナから電波に乗せて発信されるが、遠方へは「中継局」と呼ばれる施設を経由させて送られる。
今回、羽咋、七尾の中継局は金沢市の送信鉄塔と光ケーブルでつながっていたため、羽咋以北では問題なく放送された。
総務省によると、自然災害や設備の故障などによる放送停止事故(有線放送を除く)は、2016年度に388件発生。
このうち15分未満の停止が229件と、大半を占めた。
出典
『放送中断、番組の再放送は「未定」…石川テレビ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180112-OYT1T50040.html
(2018年2月10日 修正1 ;追記)
2018年2月9日12時0分に産経新聞westから、鉄塔の側面に雷が落ちたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月10日付で朝日新聞石川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
1月に金沢市内にあるフジテレビ系列の石川テレビ放送とTBS系列の北陸放送(MRO)の放送が中断した問題で、両局は9日、総務省北陸総合通信局に、鉄塔側面の落雷によってアンテナやケーブルが発火し、放送が中断したとする事故報告書を提出した。
同省は、放送法に基づき報告を求めていた。
両局は、「遅くとも8月末までの回復を目指す」としている。
再発防止策として、鉄塔側面への避雷針増設や、新たに監視カメラや煙感知器を設置する。
両局の放送は1月10日夜に中断し、県南部の加賀地方を中心に視聴できない状況が続いた。
11日に仮アンテナを設置し、視聴世帯の大半が再開した。
出典
『落雷で放送中断の金沢の2放送局、総務省に事故報告書提出』
http://www.sankei.com/west/news/180209/wst1802090041-n1.html
(ブログ者コメント)
避雷針は、テッペンにさえ付けておけば、保護角度の関係で側面には落ちないものとばかり思っていた。
側面のどこに落ちたのだろう?
保護角度といっても例外があるのだろうか?
事故報告書がないかネットで探してみたが、見つけられなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。