2016年6月30日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月29日18時34分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁は、29日、家庭内でブラインドなどのひもが6歳以下の子どもの首に絡まる事故が2013年までの約7年間に10件あり、うち3件は窒息による死亡事故だったとして、注意を呼び掛けた。
消費者庁によると、国内での死亡3件は12年に発生。
同年11月、ベッドに寝かせていた生後6カ月の男児が、ブラインドのひもが首に巻きついた状態で発見され、その後死亡。
寝返りをしてベッドから転落した際に引っかかり、首に食い込んだとみられる。
他に、2歳と4歳の子も死亡した。
出窓からソファに飛び移ろうとして首にかかって、けがをしたとみられる事故もあった。
消費者庁は、「ひもがないものや、一定の重さがかかると外れる安全性が高い製品を選んでほしい」と指摘。
ひもがある場合は、子どもの手が届かない位置でまとめるよう求めた。
子どもが誤って首にまきつけ転倒すると、窒息や酸素欠乏による神経障害が起き、15秒以内に気絶し、2~3分で死亡する可能性がある。
経済協力開発機構(OECD)のまとめでは、海外では1996年以降、アメリカの184人を筆頭に14カ国で計266人の死亡が確認されている。
出典
『ブラインドひも 子供の窒息注意 死亡例3件、首に絡まり』
http://mainichi.jp/articles/20160630/ddm/041/040/070000c
『ブラインドひも、相次ぐ窒息 7年間で幼児3人死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Y5K3HJ6YUTFL00J.html
(ブログ者コメント)
○以下は、消費者庁からのニュースリリース(全10ページ)。
個別事例や対策、OECDでの取り組み内容などが記されている。
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160629kouhyou_1.pdf
○本件、過去に本ブログでも、12年に起きた事故の内容やJISへの導入を求める意見が出されたなどの記事を掲載している。
2013年8月31日掲載
2013年8月24日報道 ブラインドやカーテンなどの紐が乳幼児の首に絡まる窒息死亡事故に注意 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3184/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。