2016年6月30日19時7分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前5時半ごろ、山陽新幹線の県内の厚狭駅と新下関駅の間で停電が起きた。
このため山陽新幹線は、30日の始発から広島と博多の間の上下線で運転ができなくなり、このうち広島と小倉の間については、午前11時20分に再開するまで、およそ5時間にわたって運転を見合わせた。
この影響で、あわせて50本が運休し、ダイヤが大幅に乱れるなど、2万1000人あまりに影響が出た。
現在は、平常通り運転しているという。
JR西日本によると、停電は、送電設備に海からの塩分が付着して電気が漏れたため起きたとみられるが、不具合の場所を特定するには設備を1つ1つ清掃する必要があったため、復旧まで時間がかかったという。
出典
『山陽新幹線 5時間運転できず』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063633651.html?t=1467319491552
6月30日16時56分にNHK関西NEWS WEBからは、原因に関するやや詳細な記事が下記趣旨でネット配信されていた。
停電が発生した下関市のトンネルの中では、新幹線に電気を送る電線が、電気を通さない磁器製の絶縁設備を使って、およそ50m間隔で固定されている。
停電は、この磁器製の設備9箇所を清掃した結果、復旧し、この設備には塩分が付着していたという。
トンネルは海から3kmほどの場所にあり、JR西は、この設備についた塩分によって電気が漏れる異常があったため、停電が発生したと見ている。
この設備について、JR西は2年前に清掃を行っているほか、6月9日にも、近くから目で見る詳細な点検を行ったものの、異常がないという結果だったという。
JR西は30日夜から、周辺の設備の点検や清掃を緊急で行うとともに、これまでの点検方法に問題がなかったか、調べることにしている。
出典
『塩分が付着し電気漏れか』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160630/3629581.html
6月30日14時12分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西によると、下関市内のトンネルで、架線の電流が天井に流れるのを防ぐ絶縁体の性能が低下し、天井に電流が流れて停電になった可能性があるという。
出典
『山陽新幹線、停電でダイヤ乱れ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160630-OYT1T50013.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。