2017年7月20日6時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
扇風機の作動中に羽根が割れたり、首振り部分が折れたりしたという相談が、兵庫県内の消費生活相談窓口に、2014~16年度に計10件寄せられた。
劣化が原因とみられる。
全国的には火災や負傷事故も報告されており、県生活科学総合センターは、購入後、長期間経過している場合には、注意して使用するよう呼び掛けている。
60代男性は、扇風機の風量を「弱」から「強」に切り替えた際、羽根が割れて破片が飛び散ったと相談を寄せた。
11年前に購入した製品で、3枚の羽根が手で簡単に割れるくらいにもろくなっていたという。
別の60代男性は、扇風機を使っていて突然、首振り部分が折れたと相談。29年前の製造だった。
劣化した首振り部分の樹脂製部品がモーターなどの重さに耐えられなくなり、破損したとみられる。
いずれもけが人はいなかったが、同センターは、「飛散した羽根の破片などに当たれば、けがにつながりかねない」とする。
同センターによると、扇風機が壊れる際は、前兆があることが多い。
普段と違う音や振動がある場合は、羽根や羽根を覆うガードを留める部品が緩んでいたり、亀裂が入っていたりすることがある。
焦げたような臭いがすれば、内部の部品が異常に発熱している可能性があるという。
また、樹脂部品は、殺虫剤や虫よけスプレーがかかったり、アルコールや染み抜きの薬品などで拭いたりすると劣化を招くため、同センターは扇風機に使わないよう呼び掛けている。
09年4月以降に製造、販売された製品は、一般的な条件で使用した場合、安全に使用できる「標準使用期間」が表示されている。
同センターは、「使用期間をよく確かめ、表示されていない古い製品でも、音や臭いなどの異常がないか注意して使ってほしい」とする。
相談は、消費者ホットラインTEL188
出典
『古い扇風機、作動中に破損の危険 負傷事故や火災』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010387096.shtml
(ブログ者コメント)
「188」は全国共通の番号。
電話すれば、地方公共団体が設置している身近な消費生活相談窓口を案内してくれる。
http://www.caa.go.jp/region/shohisha_hotline.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。