2017年7月18日22時36分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県茅ヶ崎市は18日、同市立病院で昨年9月以降、計約1億428万円相当の医薬品(16種851箱)が紛失した可能性があるとの内部調査結果を発表した。
調査結果によると、抗がん剤やウイルス感染を予防する医薬品などが、医師の指示がないまま使用済みになっていたり、未使用分が返却されていなかったりした。
警察に対応を相談しているという。
仙賀院長は、「市民に心配や不安を与え、おわびします」と謝罪した。
同市は、同市立病院で主任薬剤師の被告(33)(公判中)が抗がん剤を着服したとして業務上横領罪で起訴されたのを受け、昨年4月から今年3月末までを対象に内部調査を行った。
出典
『市立病院で1億円相当の医薬品紛失か…茅ヶ崎』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170718-OYT1T50071.html?from=ycont_top_txt
7月18日21時6分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
茅ヶ崎市立病院では、33歳の主任薬剤師が54万円分の抗がん剤を不正に持ち出したとして、5月に業務上横領の罪で起訴されている。
この事件を受けて、病院では、去年4月からことし3月までの間の院内の医薬品の使用状況を調べた。
その結果、抗がん剤など16種類、851箱、金額にして1億427万円分の薬がなくなっているものの、治療に使用された記録が確認できなかったという。
病院は警察に連絡するとともに、薬品を保管している部屋は日中、施錠していなかったなど、管理体制に問題があったとして、体制の見直しを進めるとしている。
茅ヶ崎市の服部市長は、「管理体制が不十分であったと言わざるをえません。市民の皆さまに深くおわびします」とコメントしている。
出典
『新たに1億円余の薬なくなる 茅ヶ崎市立病院』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170718/k10011064131000.html
(ブログ者コメント)
大きな病院での薬剤管理不備事例は、今月、甲府市で明らかになったばかりだ。(本ブログ掲載スミ)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。